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【二足のわらじを一つに学び続ける】チャレコミ若手コーディネーターインタビュー

NPO法人G-net
中村太郎さん



チャレコミの先輩方はもちろん、参画したばかりの方に
「他にも自分と同じ悩みを抱えている人がいたんだ!」
「こんなことをしている同世代コーディネーターがいるんだ!」
と思っていただけるよう、
若手だからこそ語れる "今感じていること" を取材しました!


ー中村さんは、なぜG-netに?

大学・大学院で、認知心理学を学んだりワークショップを開いたりし、"学びの場の実践"を行ってきました。地元で営業職に就いた後も、 サイドプロジェクトとして地域の若者や社会人同士のつながりの場を作るといった、 学生時代の取り組みや繋がりを延長していく活動をしていました。このような活動を5年ほど続けている中で、今後の自身のキャリアについて考え続けていました。サイドプロジェクトでの活動が終わるとリセットされて本職に戻らなければならないところに違和感やもったいなさを感じており、現状二足のわらじとなっているのを一つにしたいと思いました。そのようなときにG-netと出会い、 地域の中小企業に若者をマッチングさせていくことに貢献できるのではないかと思い、参画しました。

ーG-netで行っていることを教えてください

現在G-netでは、主に2つの業務を行っています。1つは副業兼業、外部人材活用を地域や地域企業とマッチングさせてコーディネートし、 伴走していくことです。もう1つは、事業の事務局的な動きをしています。
参画前は、コーディネーターとはゴールに向かって調整し、円滑に回していく役割だと認識していました。その認識で半年くらいコーディネートを重ねた際に気づいたのですが、ただ円滑にプロジェクトを進行していくだけでなく、中小企業と人材、双方に一歩二歩踏み込んでいかなきゃいけない、それぞれに対して振り幅を広くとっていかなければならないと感じるようになりました。

ー理想とするコーディネーター像はありますか?

まだ明確には見つかっていないですが、G-netの素晴らしいコーディネーターさんたちがいらっしゃいます。みなさんが日々企業や人材と接しているところを見て、 コーディネーターの様々な要素を学んでいます。それらの要素と僕の強みや良さを組み合わせていければ、良いコーディネーター像に近づいていくんじゃないかと思っています。

ー組み合わせていきたいと考えているご自身の強みはどのようなものがありますか?

強みってなかなか難しいなと認識しているのですが、昔、コンサルの方や知り合いによく言われたことだと、相手に警戒感を与えずに接することができるところっぽいです。そのため、あまり意識したことがないですが、相手のことを知りきろうという姿勢が大事なのではないかと思っています。また、最近気づいた強みは傾聴力があることです。2-3ヶ月前に受けた研修の際に、年上のエンジニアの方とお話ししながら話の要約をしたり、声や話すテンポだったりの様子から、そのように評価頂きました。自分が無意識に行ってきたことに対して改めて能力の名前を付けていただくと、自分はこういうこともできるのかと思いました。

ー逆に、これから伸ばしていきたいところはありますか?

コンサルティングやコーチングの知識とスキルをこれから学び取りたいです。ETIC.が実施している地域コーディネーター養成講座で教えていただきましたが、さらにスキルアップしたいです。打ち手とすると、本を読みながら周囲の人々の話を聞いて落とし込んでいくしかないかなと思っています。そのため、私の知り合いのお店の課題をヒアリングして、課題解決のための新規サービス案やプロモーション案を勝手に作って提案し、反応を見て検証するといったことを行っています。提案は詰めが甘いらしく、まだ受け入れてもらっていないですが…何にしても、小さなdoとして、壁打ち相手をお願いする感じで進めています。このように、社内で培ったことを社外の相手に壁打ちし、 インプットとアウトプットを繰り返すようにしています。

ーコーディネーターとして今までで1番苦労したことは何ですか?

2人の大学生インターンシップをコーディネートしたときに、2人のうちの1人が途中で離脱してしまったことです。もう1人の学生も離脱しそうだったのですが、なんとか止められました。その学生が僕にSOSを出してくれたことが大きかったです。話を聞かせてくれる関係性になれていたのかと思うと、積み重ねてきたものがうまく機能したのだと嬉しくなりました。このことから、表では結構順調そうに見えていても、裏ではそうではないことがあるのだと思いました。やはり我慢を重ねると爆発しちゃうので、もっとガス抜きをしないといけなかったと反省しました。なので、やり取りをする頻度をもっと多めにしたり、オーナーさんがいないところで話し合いをしたりすることが大事だなと思います。学生とのやりとりはちょっと自信があったのですが、それは自分のおごりであったと気づき、改めて認識をし直す機会となりました。

ーチャレコミをどのように活用していますか?また、チャレコミのいいと思うところはどこですか?

チャレコミでこれまでに出会ったメンバーが全国で活躍しているところを見るのはすごく刺激になります。コーディネーター歴が長くて、スキルとか経験がある方の投稿やスキル集といったものもたまに見ています。そういったところで、自分に足りないところや、伸ばしたいところを確認しています。

ー最後に、若手だから言える(言いたい)ひとこと!

1on1や壁打ちをする機会がほしいです。実際にあっても僕が活用していないのでしょうけれども、1ヶ月に1回とか定期的に、自分と同じ世代またはコーディネーター歴が長い所属団体外の方と1‐2時間、研究報告や話し合いができる場があればなと思います。今度、養成講座終了後半年ということで、進捗確認し合う機会があるのが楽しみです!


取材:梅澤心暖
NPO法人ETIC. インターン


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