見出し画像

【節約生#619】毎日のチェックリストを作ってみた

 趣味で節約生活をはじめてみた。
 健康で文化的な生活をしながら節約をするというルールで挑戦中。

節約をしたら桶屋が儲かる的にチェックリストを導入するはめに

 昨年の秋に仕事を辞めてから、依頼を受けたら仕事をするという生活にしている。これができるのも節約生活をしていたら、生活にそれほどお金がかからなくなってきたからである。
 問題は依頼が多い時期があるということである。もしかしたら年度末が近いからか、最近は毎日のように仕事がある。先週は毎日のように出かけるはめになった。
 当然、時間も行き先も違うし、仕事の内容も別である。初めての場所が2箇所あるし、初対面の人にも何人も会うことになった。

 仕方なく、毎日チェックリストを作成して臨むことにした。場所や行き先を確認することや、家を出る時間を決めて、それまでにすること・・・。
 昔は細々とした準備を馬鹿馬鹿しいと思って軽んじていた。大人になってみると、そういう小さなことを忘れずにこなすことが、結局は時間の節約になることを実感することが多い。ミスも少ない。生活や仕事の質をある程度確保することができる。
 若いころは自分を過信していた。先を見越しながらタイミングよく考えられるほどの脳の能力は自分にはなかった。チェックリストを作ると、考える労力が減るし、不安も減る。

チェックリストは難しいしうまくいかない

 チェックリストを馬鹿にするは、かつての自分の他にも多い。めんどくさいのに、それほど効果があるとは思えない。

 ところが、チェックリストはもう少し奥が深い。どういうときにミスを起こすのかを先回りしたり、絶対にはずしてはいけない手順を明確にしたりする。
 逆に忘れようのない常識のようなものはリストから外し、リストの量を認知可能なまでに減らしていく。

 忘れそうな要点のみを取り出す過程と、組織であれば導入までの仕組み作りが難しい。アトゥール・ガワンデの「アナタはなぜチェックリストを使わないのか?」を以前読んだことがある。それからたまにチェックリスト作ってみるけれども、あまりうまくいった感じはしない。

※ちなみに今回試したような毎回別のチェックリストを作ることは本書では想定していなかったはず。

 本書で覚えていることのひとつに、病院の手術にチェックリストを導入した例がある。ミスの率は確かに減った。しかしアンケートでは自分には不要という意見が大半であった。ところが、自分が手術を受ける場合、チェックリストのある病院とない病院のどちらがよいかという質問では、立場が逆転する。ミスが減る価値は共有できているのだろう。

 先週はミスをすると、相手に迷惑をかけることがわかっていたので、チェックリストを毎日分作っては、作り直す時間を設けていた。なんとか遅刻なしに乗り切ることができた。

 ミスが少ないと挽回する時間が減る。そういう意味で時間の節約になる。そのためのチェックリストである。チェックリストの精度が問題になるけれども・・・。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?