語り継ぐ あの日のナガサキ

台風が近づく8月9日の今日。
原爆投下から78年。

こんなに涼しい8月9日は初めてです。
毎年セミの鳴き声を聞きながら、
11:02に黙祷をしていました。

今日は、私が18歳で長崎を出て、
初めて県外で過ごした8月9日に
感じたことを書いていきたいと思います。

私は高校卒業後、愛知県でお仕事をしました。
驚いたのは、8月6日も9日も15日も、
サイレンが鳴らなかったこと。

サイレンって鳴らないんですか?
と先輩に聞いたら、
何の日だっけ?
と返ってきたこと。

子どもの時から平和について考えることが
多かった私は、それがすごくふしぎでした。

防空壕でかくれんぼして怒られたり、
平和を祈り毎年千羽鶴を折ったり、
毎年新聞には原爆の記事が載ってたり。
それが当たり前でした。

私が忘れられない写真があります。

「焼き場に立つ少年」
の写真です。
亡くなった弟をからって、
火葬の順番を待っているこの少年。

この写真を見ながら、
小学生の時に母と兄と戦争について
話したのを今でも覚えています。

365日、戦争について考えるのは難しい。
あの日のことを考えるのは難しい。

ただ年に1回。
この8月だけは、原爆・戦争・平和について、
考える機会をつくりましょう。

今でも世界各地で戦争が起こっています。
核兵器廃止。戦争反対。
これはこれからも訴え続けるべきことだと
私は思います。

あの日のことを決して忘れず、
毎日を生きていることに感謝をして、
自分の使命を私は真っ当します。

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