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スペイン旅行その2

カーボベルデ生活も残りわずか。
11月の旅行が思いのほかよかったので、ヨーロッパに近いうちにもう一度行こうよ!と精を出してセビリア再訪。

前回の反省を活かして、今回はポルトガルのリズボンに渡航し、そこからレンタカーを借りて車旅をすることに。

乗り換えなしの飛行機旅がこんなに楽だなんて。
飛行時間4時間などあっという間。
じろう、生後5ヶ月にして、飛行機搭乗回数2桁目前。すごい人生だなぁ。どんな子に育つのだろうか。

空港で搭乗待ちのたろう(2歳3ヶ月)とじろう(5ヶ月)

土曜日に出発し、土曜から日曜の深夜に戻る7泊旅。
前回観光は済ませているので、家族でのんびりできればいいなぁと、それだけの旅を。そのため、旅程も、リズボン1泊→セビリア3泊→エボラ3泊と、車の中にいる移動時間を極力避けました。エボラはリズボンから2時間、セビリアから3時間の、ポルトガルの郊外の街。

リズボン

18時到着の便でリズボン空港に。そこからレンタカーを借りて、リズボンの対岸で1泊。たろうだけだった頃は、夜に運転をして長距離移動してしまうということをしていたけれど、子供が2人になってからは、というか、たろうがやんちゃになってからは、自分たちがしっかりと寝ることのほうが大事。次の日に響くと辛いので。
というわけで、19時頃に車をゲットして、そこからAirbnbへ。このAirbnb、なんと風車小屋の中に泊まれるという、素敵な体験ができました。だんな曰く、この一泊だけ日程が空いていただけで、結構先まで埋まっていたとのこと。室内のスペースが限られているので、幼児連れにはおすすめできないけれどとても良かった。飛行機の中でお昼寝の予定だったたろうは、興奮しすぎたのか寝れず、疲れ果てて宿までの車内で就寝。(ラッキー)

素敵な夜景を見ながら、のんびりゆっくり大人時間。
近くのレストランで、テイクアウトをさせてもらって、ワインと美味しくいただきました。さすが、シーフードが美味しい。

次の日はあいにくの雨だったけれど、晴れの日はログハウスで朝食をいただくことができるらしい。

そうだ。ヨーロッパは雨が降るんだ。と、カーボベルデが長くなるとそんな単純な事実を忘れ、外を走り回ることができないと辛い2歳児づれは、早々に次の都市に向かうことに。
本当はリズボンを観光するのも良いかな?と思っていたけれど、この旅行の目標はのんびりすること。あえて雨の都市に挑戦しなくてもよいだろうということで、もう少し暖かな日差しを求めてセビリアへ。

セビリア

前回旅で予習済みのセビリア。昼間は公園。昼寝時間はバーでTinto de Veranoを飲む。それだけのために来ました。
街歩きが本当に楽しい。11月末の旅に比べて、暖かいと感じたのも少し驚き。なんとなく日本の感覚で、2月のほうが寒いだろうと思い、ウインタージャケットをがっつり持参したのに、出番なし。

セビリア2日目の朝は、天気が少し怪しかったため、なにか屋内でできることがないかなと調べ、その場で水族館にいくことに。
これが大ヒット。Baby Sharkがマイブームのたろう。大人が思っていた以上に食いついて、水槽にずっとしがみついていました。

昨夏にアメリカで動物園に行った時は、動物に興味こそあるものの、園内を走り回ることのほうが楽しそうだったたろうが、水槽の中の魚たちを見つけては言葉で説明してくれるようになって、大きな成長を感じたひとときに。
カーボベルデで海が身近であることも、いい影響を与えてくれているのかも。

翌日は、靴を求めて三千里。
なぜ旅行中にわざわざ靴を買いに行かなくてはいけないのよ?と文句たらたらの私。靴が必要だと騒ぎ始めたのはもちろん、だんな。
本当はセビリアに到着した日曜日に行きたかったのだけれど、(特に車で移動していたし)ここはヨーロッパ。日曜日はモールなどのお店はどこも閉まっていて、先送りに。

それは遡ること、出発の日。
運動靴がないと騒ぎ始めるだんな。どうやら、直近のハイキングの時に、底が擦れてしまったらしく、両方の靴のバランスが取れていないそうな。
子供連れで、知らない街でのショッピング…。気が乗らなすぎる。
しかも、モールはあるけれども、そうでなければ、いわゆる「靴屋さん」に行かなくてはならないのが、古き良きセビリア。

前もって準備しとけよな。と小言も言いたくなるけれど、たろうと走り回り、担ぎ回るのもだんなの役目。靴は大事。ということで、靴の購入のために一家総出で靴屋に。

宿泊していたAirbnbから最寄りの靴屋まで徒歩30分。みんなで頑張って歩く。
そして、いろいろな靴を試着して、やっとこさ購入。
歩かされ、お腹が空いて、機嫌が悪い私とたろう。
だんな、万事休す。なんと、めちゃくちゃ美味しいイタリアンレストランを見つけました。

イタリアから移住してきたご夫妻がやっているということで、フォカッチャにピザに、自家製チーズに、少しだけお腹に入れる予定が、美味しすぎて、追加注文しまくり。本当に本当に美味しかった。

子供は公園でしっかり遊んで、親はお美味しい食べ物とワインを飲んで、大満足。満たされました。
私もたろうもとても単純にできております。


エボラ

さすがにもうセビリアに来れることはしばらくないだろうなあと後ろ髪を引かれながら、エボラに移動。途中で、ハイキングをと立ち寄ったのが、なんと、有名なCamino de Santiagoのコースの一部で、ちょっと嬉しくなる。リタイアして時間が有り余るようになったら、夫婦で歩きたいな、なんて思ったりしている。


エボラでは、家族向けのいわゆるリゾートホテル的なところに宿泊。とても小さい街なのだけれど、リズボンから2時間弱ということで、利便性からか、田舎を求めてか、シーズン外なのに予想以上に多くの人が宿泊している。
敷地内にいろいろな動物がいたり、周りは田園が広がっていたり。そんな中に素敵なホテルがぽつんとある。
確かに食事等の値段がお高め設定ではあるけれども、ホテル内で全てが完結するところが、ホテルの魅力。家族連れがたくさんいるので、多少騒がしくなってもお互い様。レストランに、キッズコーナーがあって、遊べるのも良い。


といっても、ホテルの中でじっとしてはいられないのが、我が家の人々。
残念ながら、外のプールは温水ではなく、寒すぎて断念。中のプールは小さめなので、子供が多すぎてカオス状態。
ということで、2日目は、無料貸し出しの自転車でエボラの街中に。途中でワイナリーがあるというので、それも目当てに。

やってみてわかったことは、
(1)おそらくホテルの自転車は、街まで漕がれることを想定されていない。
(2)この地域のワイナリーは全て予約制。しかも、テイスティングをするには、ワイナリー見学をする必要がある。

ということで、おんぶに抱っこで2人を連れて一生懸命自転車をこいだけれど、疲れ果てただけで終わった。(苦笑)
計画性がないと、こういうこともある。

けれども、道がなくなってしまうまでは、古い線路がサイクリングロードのようになっていて、景色がとてもよかった。冬のはずなのに、色鮮やか。カーボベルデの牛やヤギたちと比べると、牧草地が果てしなく広がっていて、動物たちもさぞ嬉しかろう。

へとへとになってホテルに戻り、今度は車でエボラのアイスクリーム屋さんに。この"Crema di Latte by Artisani" というアイスクリーム屋さんも、本当に美味しかった。

リズボン

チェックアウトを済ませ、お昼寝がてら、20:00便に乗るためにリズボンへ。少し時間があるので、リズボンでも水族館へ。こんなに続けて水族館に行く人いるかしら?それくらい、たろうがハマっていたので、親心でついつい。

カーボベルデに住むようになってから、これまで何かにつけてリズボン空港を利用してきたけれど、待ち時間が長い割に、ラウンジがそれほどなので、あまりいい印象がなかったリズボン空港。
けれども、リズボン市内まで20分。リズボン水族館までは10分と。利便性は高い。ということに気付く。もちろん大量のスーツケースがなく、後に数本のフライトが控えていなければ!の話。

そんなこんなで、1週間の休暇はあっという間に終了。

これまでの旅行は、大人がやりたいことをどこまで子供とできるかということを考えて組み立てていたけれど、2歳をすぎてからは、もちろん大人がやりたいこともだけれど、たろうとも一緒に楽しめたらなと、少しずつ旅行の仕方も変わってきた。

帰りの飛行機もとてもお利口でした。
また、一緒に旅行をしよう。

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