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緊急入院からの退院、経過観察。《RPOC、胎盤ポリープ》

かなり時差投稿になります。
10月6日の深夜に緊急入院してからの、その後のことをまとめていきます。


10月7日

採血の結果、貧血の状態は問題なかったようで、輸血は回避できた。
今回の治療は、止血剤の点滴と、子宮収縮剤の内服と、ひたすら安静、とのこと。

食欲は普通にあったので、病院の食事は完食。
ふだん料理は私が担当なので、誰かが作ったごはんを食べられること、そして片付けてくれることがとてもありがたかった。

やることもないので、今の症状について調べたり、いなくなってしまった赤ちゃんに思いを馳せたりしていた。
お昼前に夫が荷物を届けてくれた。
本を持ってきてくれたのでそれを読み、飽きたらまた考え事や調べ物をして、疲れたら眠った。
その繰り返し。

止血剤がばっちり効いたようで、出血はかなりおさまった。トイレのときペーパーに少量つく程度で、塊や大量出血はまったく無くなった。
腹痛もほとんどなかった。数時間に一度、弱い生理痛のような痛みがあったが、痛み止めを飲むほどではなかった。

上記のことを看護師さんに伝えたところ、安静指示が解除され、夕方にシャワーを浴びることができた。すっきり。
たくさん寝たにも関わらず、夜もしっかり眠れた。

10月8日

朝、緊急入院のときに診察してくれた女医さんが来てくれた。

出血が落ち着いたので、ひとまず安心していいことと、できる治療は子宮収縮剤・止血剤の継続と安静だから、自宅で過ごしてもよいことを伝えられた。
最短で明日退院できるとのことで、それを希望した。

よかった、帰れる。
本当に嬉しかった。

この日は夕方まで止血剤の点滴があり、子宮収縮剤は毎食後に内服。
腹痛はほとんどなく、痛み止めは使わなかった。
昨日と同様に、読書、考え事、調べ物、睡眠、の繰り返しで1日が終わった。
食事もきちんと完食。

明日の朝スムーズに退院できるよう、荷物をまとめて、眠った。

10月9日

朝食を終え、9時を過ぎたころ、退院前のエコー診察に呼ばれた。
初診のとき、手術の説明をしてくれた先生だった。(おそらく一番上の立場の先生)

先生とのお話。

  • ポリープね、これたまにあるのよ。痛かったね〜ごめんね〜

  • (エコー見ながら)血腫はね、だいぶ平べったくなってきてる。血流もあるはあるけど、そこまでアクティブじゃないから、経過見ていけば良いと思うよ。

  • (私)今のところ、再手術などは考えなくていい状況ですか?→うん!大丈夫!

  • (私)日常生活に制限はありますか?逆に、たくさん歩いた方がいいとかありますか?→激しい運動は避けてもらって、散歩くらいなら普通にして大丈夫!湯船はまだ我慢で!

エコーしてもらっているとき、自然と涙が出てきた。
看護師さんがぎゅっと手を握ってくれていて、それにまた泣けてきた。
先生の明るい口調にもまた、安心して泣いてしまった。

夫が迎えにきてくれ、10時過ぎに退院。
久しぶりの我が家にほっとして、また涙。


10月13日

経過観察で外来受診。

初めまして、って言われたけど、たぶん、術前にラミセル入れてくれた先生。。(先生の技量の問題じゃないとは分かっていても、根に持つほどの痛みだった)

採血は問題なし。

エコーと、カラードプラ(血流を見る機械)。
画面を見ながら説明してくれた。

  • 血腫の大きさは、術後のエコー時とほぼ変わらず。血流もしっかり乗っている。

  • このまま子宮収縮剤を続けて様子を見ていくが、大量出血のリスクはまだある。3〜6ヶ月くらいかけて無くなっていくことが多い。

  • (私)積極的な治療は考えなくていいですか?→この症例では経過観察が最もポピュラーです。

  • (私)今回の病名をまだしっかりと聞けていないのですが、「胎盤ポリープ」で合ってますか?→「RPOC(アールポック)(Retained products of conception)」といいます。

  • (私)排卵や月経は、この血腫がある限り起こらないですか?→まずないでしょう。

  • (私)子宮収縮剤、術後から今までずっと飲んでるが、大丈夫?→大丈夫です。

  • (私)夫婦生活は可能ですか?→避妊をしてもらえばOK。

子宮収縮剤の追加の処方箋をもらって、終了。


血腫、、ぜんぜん小さくなってないやん!

というのが、率直な感想。
この間の退院前エコーで「平べったくなってる」と言われて安心していたため、ショックが大きかった。
予測のつかない大量出血のリスクは変わらず、経過観察って、、
大量出血が起こってしまったとき、搬送に時間がかかれば子宮摘出の可能性が更に上がるわけで。
でも、3ヶ月も半年も家で安静、というわけにもいかないのが普通だと思うし。
かといって、UAEやって、不妊リスクを取るのか?
うーん。
来月から仕事をしようと思っているし、これまでのように平日の受診を続けるのもなかなか厳しい。
紹介元の婦人科で経過を見てもらえるか確認したが、「まぁ、みることはできると思いますが…」と言われた。
そりゃそうだろうけども。


「RPOCとは」「RPOC 流産後」などでGoogle検索すると色々出てくるが、分かりやすかったものをいくつか抜粋。ご参考までに。

RPOC(retained products of conception)による出血に対する対応 /日本産婦人科医会

RPOC|まつみレディースクリニック三田

流産後のRetained products of conception (RPOC)に対する治療法

早期流産後のretained products of conception(RPOC)の管理について



流産の悲しみはまだまだあるけれど、別な問題が生じてしまった。
お空にいってしまった赤ちゃんは、そんなに私の中にまだ存在していたかったのだろうか、と考えてみる。
そう思うと、なんだか愛おしくもあるよ。

ごめんね。
会いたかったな。


今日は10月26日。
稽留流産と診断された日から、ちょうど1ヶ月。
あっという間だった。

ここ1週間は出血も腹痛も全くないので、果たしてこれで大丈夫なんだろうか?と不安を感じている。
明日、経過観察で受診予定です。

次回に続きます。

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