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人見知りを蹴破れ 文学フリマ東京37の感想

マンスーンさんが前回(今年5月)の回に参加していたことで存在を知った文学フリマ、次はぜってぇ行くぞと意気込んでいたので無事行けてよかった。

いちおう撮る

・開場早々にマンスーンさんのブースに向かうとすでに行列。
私もその行列に加わり、前から気になっていた日記『20180915-20221228』を買うことができた!
「ふっクラ観てます」「音声放送聴いてます」「ナガタのマスク3楽しみにしてます」のどれかを伝えたいな〜とか電車の中でずっと考えていたが、結局チキってしまい「コ...コレ1つで」と日記を指差すだけで終わってしまった。

前に並んでいたカップルが栄養ドリンク的なものを差し入れとして渡していた。
その手があったか!とまた一つ学ぶ。
マンスーンさんの前ですら尻込みしてしまう私、絶対にアイドルの握手会なんて行けない。

マンスーン『20180915-20221228』

・次にエッセイストこだまさんのブースへ向かうと、こちらも大行列。
こだまさんは2018年ごろのクイックジャパンの連載エッセイで初めて知り、壮絶な家庭事情とそれを巧みに文字にする表現力に一気に心を掴まれて以来、著書を買って読むなどすっかりファンになっていた。

私の知る限りではこだまさんは一切顔出しをしておらず、イベントなどの写真でもパネルを顔に当てているものしか見たことがなかった。(夫にもエッセイのことは伝えていないと何かに書いていたのを覚えている。)
でも今回のような場合四方八方から見られるからどうなるんだろ?と思ったらこだまさんはガスマスクのようなもので顔面をガッチリ覆っていた。
さすがの徹底ぶりだ。

でもガスマスクの下は思った以上に明るい方で、「あーありがとうございます〜!!」とフィルターを通した声で明るく振る舞っていた。
最近のエッセイ集『ずっと、おしまいの地』を購入。
ゆっくりじっくり読み進めていきたい。

こだま『ずっと、おしまいの地』

・そして事前にたまたまカタログで見かけて気になっていた食欲の人さんのブースへ。
...と思ったが、マンスーンさんやこだまさんと違っておそらく一般の方のようでブースの前には人がおらず、なかなかブースの前で足を止めることができなかった。

今回かなり反省した点として、余計な人見知りをしてしまったということがある。
ブースを出す側の気持ちに立って考えると、どんな人にも自分のブースに来て自分の創作物を買ってもらいたい!というウエルカムな状態に違いないはずなのに、出店者の目の前で足を止めて作品を眺めることがなかなかできなかった。

結局誇張なしで8往復ぐらいしながらジリジリ近づいていき、ようやく食欲の人さんの『胃弱辛拉麺食記』を買うことができた。
近づいてみるとやはり食欲の人さんはとっても優しい方で、気さくに本の紹介をしてくれた。
辛ラーメンを美味しく食べる方法、ゆっくり楽しませていただきます!めちゃくちゃ面白そう!

食欲の人『胃弱辛拉麺食記』

・他にも気になるものはいくつもあったが、重度の人見知りでなかなか手を伸ばすことができなかった。
向こうがウエルカムなんだから、自分がどう見られるかなんか気にしてはいけないのだ。
『変態性愛小説集』のブースにかわいらしい女性が座っていて、めちゃくちゃ気になったけど結局見られなかったりもした。

それでも文学を愛する人たちがこんなにいるんだ、と知ることのできるとても良い機会だった。
すれ違う人がもしかしたらいつも読んでいるnoteの作者かもしれないし、もしかしたら私のnoteを読んでくれている人かもしれないと思うとワクワクが止まらなかった。
人見知りの壁、蹴破っていこうぜ!
次回もぜったい行くぜ!!!

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