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手首や親指付け根の痛み - 回内筋症候群の可能性

ヨガをしていると手首や親指の付け根が痛むけれど、病院に行っても原因不明で八方塞がりという人は、回内筋症候群の可能性を疑ってみると良いかもしれません。

痛みのトリガー

回内筋症候群の痛みのトリガーになるのは、前腕を回内させる動作(肘から手までの腕を内旋させる動き)です。アルダバッダパドマパスチモッターナアサナやマリーチアサナなど、腰や背中に腕を大きく回すポーズ(手の甲は背中につける)や、背中での合掌で、親指の付け根の周辺が痛む場合は、回内筋症候群かもです。

症状と原因

回内筋が神経に触れることで起こるようです。詳しくはプロの説明を参照してください。

原因の特定に時間がかかった

私の場合、チャトランガ、ダウンドッグ、アームバランス系のポーズなど、手首に負担がかかるポーズで痛み始めることが多かったため、「前腕の回内が痛みのトリガー」であることに自分で気がつくまで2−3年かかりました。

痛み始めた当初は診断を求めて病院にも行きましたが、「回内すると痛むか?」といった質問をされることもなかったので、いつも原因不明でうやむやに終わっただけでした。今は自分で症状の原因を推定している状態ですが、今さら病院に行こうという気にもならず、自己判断で対症療法をしているというのが現状です。でも、この記事を読んでいる人には、ぜひ病院で診断してもらうことをお勧めします

回内筋のストレッチが有効だと思う

この症状には回内筋のストレッチが有効のようです。わたしも、ストレッチをこまめに行うようになって、症状は改善しています(全快ではない)。ストレッチの方法はいろいろあるので、ネットで検索してみてください。

私の個人的な学び

これからは、病院に行って診察を受ける前に、自分の痛みを注意深く観察して、詳細に自分の症状を説明する用意をしていきたいと思います。上述のように、私が行った複数の病院では「回内」というキーワードが診察で出てくることはありませんでした。お医者さんは、私たちの身体で何が起こっているのかを知る由もないわけで、マイナーな症状であればそれを疑うこともありません。私が診察で「回内すると痛むんです」と申告できていれば、もう少し意味のある治療を受けられたのかなぁと思います。

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