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8年前の不思議な体験(その3)

神仏に迎え入れられているかのような、不思議な体験は、まだまだ続いた。
今日、午前中に、昨日訪れたがお詣りできなかった、真言宗青光山最城院にお詣りしようと出発し、昨日通った道の記憶を頼りに、それより一本川べりの道を走った。
ところが、どんなに走っても、目的地に着かない。目印の春日神社が見当たらないのだ!
これは行き過ぎたか?と思って、引き返そうとしたところ、なんと大きな社が目に入った。見ると、伊勢神宮内宮だった。それで、ここにもお詣りし、戻る途中に、天満宮を発見し、そこにもお詣りした。
こうも神社仏閣に、偶然出会いを重ねるなど、不思議なことがあるものかと、思いながら、原付を走らせていると、目印の春日神社が見つかって、無事、目的地の最城院に到着した。
賽銭をお供えして合掌。丁度、ご住職は御勤めの最中で、それが終わるまで待って、本堂から出て来られた時に、ろうそくとお線香をお供えしたいが、おいくらですか?と、声をかけた。
ご住職のお返事は、幾らでも構いません。気持ちだけでも十分です。とのこと。どこのお寺でも、ろうそく幾ら、線香幾らと決めて、お金をとっているのが普通なのに、このご住職は金儲け主義ではないんだと、感心した。
玄関に通されて、自分は真言宗徒で、菩提寺を探していたこと、昨日と今日起こった不思議な出来事のことなどを話した。
ご住職は、住所と名前、連絡先の電話番号を尋ね、僕の申し出を快く聞いてくださった。
お札と、大黒天の木版画を持ち帰るように勧められたので、また、幾らですか?と尋ねると、お代はいいから、との返事。そういう訳にはいかないと、千円札を差し出すと、受け取られた。
そうこうして、最城院を後にしたが、昨日と今日起こった不思議な出来事は、全て偶然の産物だ。
数え切れないほどの不思議な出来事が、まだまだ続いている。
午後、用事があって、再び表町商店街を尋ねたが、そこでも不思議な出来事があった。詳しくは、ここでは紹介できない。また、触れる機会があったら、触れたいと思う。

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