妊婦になるまで知らなかったけど、「妊婦様」という言葉があるんですね。

自分勝手で優遇されて当然！自分が一番偉い！という態度を取る妊婦さんの事を「妊婦様」と言うそう。そういう言葉があることを知ったあと、Twitterで＃妊婦様で検索したら、特に、電車内での出来事についてのツイートが多く見られました。

ツイートの内容を見ると

・優先席の前で、いかにも席を譲って欲しいアピールされた
・席を譲ったのにお礼も言わない。すぐにスマホをいじり出したその態度は何だ!?
・好きで妊娠したんだろ。偉そうにするな

などなど。

妊婦を魔法使いにしてくれる「優先席前」

私も、妊娠中は貧血で電車に立ってるのが本当にしんどくて、朝の通勤ラッシュはまるで地獄。

目の前が真っ白になりながら、頭の中は「席が空かないかな」という考えでいっぱい。運よく目の前に座っている人が途中駅で下車したときは「今日はいい日だ…！」と思ったし、マタニティマークに気づいて席を譲ってくれた人は天使のように見えて、「ありがとうございます」と言ってありがたく座らせてもらったものでした。

個人的な統計でいうと、席を譲っていただいたのは

・優先席：5-6割くらい
・普通席：3割くらい

譲ってくださる方で多かったのは

・年代：30-50代＞20代＞50-60代＞10代
・女性＞男性

ご自身や身の回りにお子さんやがいらっしゃる、「自分事」に近い方であればあるほど優しく譲ってくださったのかも。

逆に、同じサラリーマン男性でも、一定の年齢以上になると譲ってくださる人の割合が減るのは「男は外で仕事、女は家事育児」という考えで、妊娠中の奥さんとの時間が少なかったからなのかな…とか推測したり。

あと、ほかの個人的統計でいうと

・目の前の席に座る人がラリホーで眠る割合：1割

ラリホーっていうのは、ドラクエに出てくる「敵を眠らせる魔法」ですね

「私、魔法使いかも！今日もラリホー使えた！」ってくらい目の前の席の人が寝ちゃうんですよねww

特に、優先席前だと成功率が高いです！！

「優先席」って名前は伊達なのか

私は別に「妊婦を見たら、文句を言わず席を譲れ！」と言いたいわけではないんです。

ただ、

『優先席』＝高齢者・障害者・けが人・体調不良者・妊婦・乳幼児連れが優先して座れる席

という目的で作られてる席なんだから、自分のあとに該当する人が来て座りたいアピールされても仕方ないんじゃない？

寝てるふりするってことは、自分よりもその席に当てはまる人が自分の前にいることを知ってるってこと。譲りたくないなら普通席に座れば？

と思うわけです。