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子どもへのまなざし

佐々木 正美著
「子どもへのまなざし」
福音館書店

これからお母さんになる同僚たちに、何度もプレゼントした本です。

育児や教育に関する情報は巷にあふれていますし、子どもたちと一緒に過ごしていると、本当に小さなことで迷います。


疲れて抱っこをせがまれた時、抱っこする?
頑張って歩くように励ます?
それとも一緒にしゃがみこんで休憩する?

夕食の支度をしている時に、文字がたくさんの本を持ってきて、読んでーと言われたら?

携帯がほしい、ゲーム機が欲しいと言われたら買ってあげる?

仕事を辞めたいと言われたら?


子どもたちが小さかったときも、大きくなってからも、何を信じたらいいのか、何がよりよい選択なのか、判断に迫られる場面ばかりでした。
正しい選択をしてきた自信はありませんが、少なくともこの本が伝えてくれた、無条件で子どもを愛することの大切さは、進む方向を決める助けとなりました。

育児書というと、正しい育児のあり方を指南されるような苦手意識があり、他の本は一冊も買いませんでした。
でも先輩ママさんに勧められて購入したこの本は、上から目線のアドバイスは一切書かれておらず、親子共に、佐々木先生の広く深い愛情に包まれるようでした。

有名な本で、私が書くまでもないかとも思いましたが、誰かが、これを手にとって読んでくれればいいなあ、と願っています。


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