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読書記録

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登録から1年経ちましたのでジャンル別に区分しました。
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記事一覧

[読書]アンマーとぼくら 有川 ひろ

 30代で東京に住む息子が育ての親である義理母の元にしばらくぶりに里帰り。親子水入らずの3…

charlie
21時間前
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[読書]満願 米澤 穂信

 それぞれじんわり怖いが、2作を除くと垣間見られる男性から見た女性の怖さが不気味に感じら…

charlie
6日前
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[読書]終わらない歌 宮下 奈都

 続編だが、こちらの作品の方がお気に入りになりそうです。物語では、高校のクラスメートそれ…

charlie
2週間前
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[読書]よろこびの歌 宮下奈都

 希望しない高校に入り、静かに潜むような日々を送っていた玲。彼女から始まる物語の口明けは…

charlie
3週間前
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[読書]妖の華 誉田 哲也

 表紙にある通り誉田氏のグロテクスなミステリーの原点ともなる作品。警告しておくが、血を見…

charlie
3週間前
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[読書]その手をにぎりたい 柚木麻子

 罪な本ですね。カバーへの注意書きが絶対必要です。空腹時には読まない。それと食事制限の入…

charlie
1か月前
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[読書]八月十五日に吹く風 松岡 圭祐

 戦争は参加する者の心を麻痺させる。特にトップに立つ者にとって兵は消耗品でしかない。(平時でそう思う者もいそうだが)ところがこのお話は先の大戦の最中、軍の上層部にいながら兵に心を寄せていた将官にスポットを当てている。  彼らが兵達を思い、出来る限り救おうとした話を聞き、何故かジワリとさせられてしまったのは自分の年齢のせいであろうか? 樋口中将、木村中将がこのお話通りの方だったかは分からない。ただ彼らが数多くの人を救ったことは歴史的事実である。我々はそんな将官がおられた事実に

[読書]幾世の鈴 あきない世傳 金と銀 特別巻(下) 髙田 郁

 ファン待望の完結編。大坂本店の八代目。菊栄と惣ボン。結。そして九代目とご寮さん。と皆が…

charlie
1か月前
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[読書]マドンナ・ヴェルデ 海堂 尊

 ジーンワルツの逆サイド。代理母側から見た視点。東城大医学部の魔女曾根崎理恵とその母山咲…

charlie
1か月前
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[読書]王妃の館上 浅田次郎

 経営危機に瀕した零細旅行会社が企画した起死回生のプランはパリの滅多に泊まれない名門ホテ…

charlie
2か月前
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[読書] 天使に見捨てられた夜 桐野夏生

 シリーズ第2弾。私立探偵村野ミロは失踪したAV女優一色リナの捜索依頼を受ける。彼女は何者…

charlie
2か月前
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[読書]追憶の烏 阿部 智里

 真の金烏たる奈月彦が即位し姫宮も生まれ数年が経ち、日嗣の御子に姫宮をという声も上がり始…

charlie
2か月前
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[読書]ジーン・ワルツ 海堂尊

 産科医曾根崎理恵は、帝華大助教ながらある事情で閉院間近の産院マリアクリニックでクリニッ…

charlie
2か月前
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[読書]風神雷神 (下) 柳広司

 後半に入り登場する策略家としても知られる貴族烏丸光広。彼に利用されつつも次第にその絵の実力を世間に認められていく宗達。とは言え烏丸と違い彼の絵に対する姿勢は淡々としており自らの絵の世界を着々と作りつつあった。  時代は豊臣政権から徳川政権へと移るが、彼の絵に対する思いは更に深まる。そして物語はいよいよ代表作の制作へと進む。さて完成した絵はどんなものだったのか?そしてその絵の前に立った者は?  お話は光悦・光広という2人の時代の巨人に導かれて絵師と成功していく宗達の姿をう