いちゃもん
“いちゃもん″ とは、
あれこれ文句をつけること。
ここ最近、出産への不安や楽しみが高まるにつれ、私から夫に、“いちゃもん″をつける回数が増えてきた。
本当に申し訳ないのだけど、ついつい、どうしても、一言二言余計に口走ってしまう……。
出産・育児経験者の著書を読むと、子どもを家族に迎えると、女性は変わり、男性はなかなか変わらない。という現実、私たち夫婦の未来の姿が鮮明に見えてくる。それはもう生物学上どうしようもない部分でもありながら、何とか頭で理解してもらい、不毛な喧嘩を避けたいと思わざるを得ない。
とにかく、これから育児という大きなイベントがやってくるのだから、今のうちに体制を整えたい。
自分のことは自分でやってほしいし、家の事は二人で分担して、余計な仕事を増やさない。この、余計な仕事を増やさないという部分で、ついつい夫のやることなすことにいちゃもんを付けてしまいます。
「電気は消して!」
「脱いだ服は洗濯機にいれて!」
「お風呂前にベッドで寝ないで!」
どうしようもなく些細なことなのだけれど、我ながら懲りずにその都度、口を挟んでいる。
あれ、、「人のために生きる」と言った30代の決意表明は何処へ。。。
私がやったとしても大した作業ではなく、言葉をぐっと飲み込んで、やってしまった方が早い上に、お互いにイライラせずに済むのに。
理想と現実はなかなか一致してくれない。
人に対しては期待をしない方が、何事も穏便にいくと頭では分かっていながらも、どうしても「それくらいは出来る夫であってほしい」と願ってしまう。いや、夫婦関係においては、期待をしなくなったらどうなの?という思いもある。
ただ、人間誰でも得手・不得手があることも事実。
決して悪気があるわけではなく、ちょっと気が回らなかっまたり、ちょっとのんびりしているだけのこと。
9割方は言えばその場で
「ごめん~!」
「忘れてたよ~!」
と、おちゃらけた様子で行動してくれる。
衝突するのは確かに私が言いすぎたなと自分でも思う時くらい。
それに、私のやることにはほとんど文句も言わないし、時々疲れて普段やっていること(掃除や食事作り)をやらなくても、文句はつけない。
そう考えると、本当にいちゃもんばかりつけてごめんね。という気持ち。
きっと子育てだって、口を挟みたいことが沢山出てくるだろうけど、加減をしないと思春期に盛大に嫌われてしまいそう。
人を変えるより、自分が変わった方が早いし、何より家族であっても自主性や相手の意思を重んじることがきっと大事。
謙虚な気持ちで、暮らしていきたいものです。
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