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「ぱっちり、朝ごはん」読了

「ぱっちり、朝ごはん」小林聡美他著(河出文庫)

この本は35人の著者による「朝ごはん」をテーマにしたエッセイだ。昔ながらの納豆と卵にはじまり、新婚旅行先のハムエッグ、海外旅行での変わった朝ごはんまで、内容もシチュエーションもバラバラな「朝ごはん」が出てくる。
中でも、一番多く書かれているのが、納豆だ。食べ方にはそれぞれにこだわりがあるようだが、昭和の時代は納豆は東北か北関東の食べ物だったらしい。

現代、九州…というか、福岡では、甘いタレのついた納豆がスーパーで売られている。納豆は美容にも健康にも良く、九州にも普及しているようだ。
私は関東育ちなので、甘い納豆には最初慣れなかった。しかし、今や甘いタレの納豆は我が家に欠かせない食品の一つとなっている。

我が家の「朝ごはん」は、パンが多い。
ホットドッグにトースト、菓子パンなど。手間をかけず、コーヒーを味わうために食べるそれらは、極めて簡素だ。
しかし、何たることか、「菓子パンはお菓子と一緒なので、食べてはならない」と栄養士の先生に言われてしまった。私の至極のコーヒータイムは、ダイエットのために半減してしまったのだ。

今、我が家では米に麦を混ぜて、毎食食べている。納豆ご飯に、食後のコーヒー。それでも、良いのかもしれない。
この本を読んで、改めてそう思った。

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