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眠りたい変態

眠れない。
眠くないわけではないのだが、単純に明日までにやるべきことが終わっていない。それがこのnoteを書ききることだ。

深夜のこの時間にもなってくると、集中力が続かなくなってくる。
キーボードに向かって、一文書いたかと思うと、テーブルの横にある本棚に手を伸ばし、
ドラえもんを1巻から読み始めるなんてことをしてしまう。
10巻くらいまで読み終えると、いかんいかん。と机の前に戻る。

戻ったはいいもののドラえもんを読む前と呼んだ後とで明らかに気持ちに変化が生まれてしまっているからさっきまで何を書こうとしていたのかが全く思い出せない。そうして唸る。

今日は何を書こう。思いつかないものだからまた余計なものに手が伸びる、
自分に全く自制心のないことに呆れながら、星野源さんの蘇る変態を手に取る。「あぁ〜」とか「ん〜」などとページをめくるたび感嘆していたら、あっという間に読み終えてこの時間。かれこれこの作業を4時間ほど続けていると思うとバカらしくてしょうがない。

書きたいのか読みたいのかはっきりしないままの4時間。読むことに集中すればもっと読めたのにと思うし、書くことに集中して、書いていれば、パパッと書き終わって睡眠時間に当てることができたのにと思うが後の祭りだ。
そういえば今年はお祭りにまだ行っていない。いや、そんなことはどうでもいい。

流石に4時回ると、さっきまで聞いていた虫の声が小さくなった気がするし腹も減ってきた。
星野源さんに影響されて、オナニーやおっぱい、自らの性的嗜好について書いたりするのもいいものかと一瞬血迷ったが、
誰がそんな文章を読みたいのだろうか。僕ぐらいの人間のパーソナルな下ネタは、深夜ラジオにくだらないPNで匿名投稿するくらいでなければバランスが取れない。
下ネタのことは、もう少し人気が出るまでは温めておこうとそっと胸の中にしまうことにした。

「蘇る変態」を読む中で、心が動いた言葉がある。

生きた証や実感というものは、
その人の外的行動の多さに比例するのではなく、
胸の中にある心の振り子の振り幅の大きさに比例するのだと思う。
引用:「蘇る変態」星野源

星野源さんは長い闘病生活の中でこのことに気づいたのだろう。
闘病生活がどれだけ辛く苦しい体験だったのか、僕には全く想像がつかないが、きっとその立場に立った時、こうして4時間もだらだら読書ができる生活、三食食べられる生活、外に遊びに行ける生活のありがたみを感じ、心が大きく揺れると思う。

僕もこの揺れをもっと大切にしなければならないなと思った。
今日までの生活では、食べれることに心が揺れるなんてことは少なくともない。そういう瞬間がきっといくつもある。

そしてそれは、何か大きな出来事がなければ生活に心が揺れることがないということと同義だ。僕はいろんなことを見逃しているのかもしれない。

それはなんだかもったいない気がするし、少し寂しい。
僕も星野源さんのこの言葉を忘れてはいけないなと思った。

空が白んできている。
まだ寝てもいないというのに、テレビからおはようございますの声が聞こえた。結局5時間になってしまった。

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雨野よわ

絵を描く駆け出しコピーライター。 ゆとりど真ん中世代。書きます。もがきます。
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