yuki furusawa

普通のおじさん

yuki furusawa

普通のおじさん

マガジン

  • 俺と〇〇

    作品と俺と昔話。

  • 日記

    要は脳の一部分が垂れ流しになっている。 それはつまり雑記ともエッセイとも言える。物は言いようである。

最近の記事

俺とTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT

「タイミング的には今だな」と下書きから引っ張り出した。 チバユウスケに対する思いが人一倍熱いわけでもないし、ミッシェルガンエレファントに対する思いはただ「青春の1ページ」に過ぎない。 どういうきっかけかすら、もう覚えてない。高校生の時分に「ギヤ・ブルーズ」というアルバムを聴いた。 ただ、それだけで俺の音楽の歴史に刻むくらい、印象的な出会いであったのは間違いない。 * 俺は結構なニコ厨で、たぶん本当の最初の出会いは「リリィ」かなんかを聴いた時だ。 まあこの2023年の今、こ

    • 酔った男の話

      夢を追うのを諦めるって、簡単にさァ、言うなよなあ。 何者かになりたい時期は通り過ぎてしまった。 途端にやりたいことなんて何もない事に気づくと死にたくなるよ、なるだけだけど。 色々そんなに大事じゃない。 宝物みたいな光は見いだせなくなって、のうのうと生きているのが本当に幸せなのか? ってずーっと、闇の中で問いかけて来る。 何かになりたかった残穢が、本当にこれで良かったのかって。 とは言われても、困っちゃうよね。 そう思ってなくても、体も価値観も明らかにトップスピードは出ない

      • 正義の話

        下書きに同じ主題の話が3つくらいあった。 それをそのまま外に出さなかったことは正しい判断だと言えよう。 解決しない問題はいくら考えても無駄な時間を過ごすだけだし、エネルギーを消費する価値もない。 土俵に上がるくらいなら、上がらないほうが良いことだって知っている。 事情も何もを知らない上に、当事者でもない人間が吐いた言葉なんてハエかなんかだと思っときゃいいんですよ、って話。 それはそれとしてハエ叩きはしたいよね。悲しい性… * 情報は断片だしバイアスがかかりやすい。 多分

        • 俺とストレイテナー

          ベースを手に入れた頃、教則本を読むのが退屈すぎる俺は早速コピーに取り掛かった。 その中で唯一コピーしたバンドのひとつ。ストレイテナー。 当時とりわけ下北系と言われるものにハマっていた俺はストレイテナーもよく聴いた。 「ベースと言えば」と謳っても過言ではないくらい、ベースの音は印象的だったし、何よりこのバンドで弾いてるベーシストは俺が大好きだったART-SCHOOLの初期メンバー、日向秀和というのは大きかった。 今でこそ指弾きスタイルがメインだが、ピックならではのゴリっとし

        俺とTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT

        マガジン

        • 俺と〇〇
          15本
        • 日記
          12本

        記事

          太った話

          とにかくどれだけ食べても太らない自信があった。 それくらい俺は「太らない体質なんですよね」を地で行っていたし、何しろ20代が終わるまでしっかり50キロ代をキープしていた。 …しかし、2020年の最初の方、仕事にストップがかかり始めた頃からやや兆しはあった。 始めは少しうれしい気持ちもあった。 何しろ太ろうと思って太れないのだから、そういう体質だから、標準体重オンザレール、即ち俺が元来持っていた不健康さを取り除く要素のひとつだ。 食事は好きだし、甘いものも脂モノも好きだけ

          俺とBUMP OF CHICKEN

          初めての出会いは一世風靡したFlash動画よりも前、CDTVで天体観測が流れた時だ。 その時からどこかに残っていたということは、やっぱりこの曲は金字塔として名高いだけはあるだろう。 Flash動画での出会いは、言わずもがな「K」である。 同世代の人なら他にも「ラフ・メイカー」などが上がるだろうか。 他にも上二つに比べると知名度は下がるが、BUMP OF CHICKENのFlash動画はたくさんあった。 初期BUMPにおけるストーリーテリングな歌詞が想像を掻き立てやすいのも

          俺とBUMP OF CHICKEN

          自己紹介の話

          noteに自己紹介記事を書きましょう。 とか最初の方に言われたが普通にそんなもの何が面白いんだ!と、昭和爺よろしく平成爺の頭の固い部分が出てしまっていたわけですけど、そもそも、noteの記事一つ一つが自己紹介が山積みになっているわけだし、書かなくていいのではないか?と色々理由や理屈をこねこねコンパイルした結果、やっぱりあった方がいいのではないか?と、思い立って書いてみる事にした。 端的にでも、書いている人がどういう人なのか分かり易い導入はあった方が共感値は高くなるし、 何よ

          自己紹介の話

          クレしん映画の話

          「趣味なんですか?」って聞かれたら、勿論「音楽」とは答えるんだけど、他のインドア趣味を答える際に困ることがある。 音楽は作る行為も人と共有することが多いし、意外と話せる。共通言語が多いし。 しかし、映画、漫画、小説…ゲームになると全然話せない。 これらに一通り好きな作品があるにもかかわらず。 ストーリーを忘れているわけではないんだけど、言葉になってないものを言葉に変換するのが苦手だ。 あとシーンにはBGMとセリフが一緒に残っていたりするので、そこからセリフだけ抽出するのも苦

          クレしん映画の話

          俺とandymori

          突然現れた「FOLLOW ME」のMVを観た時、これは一体何なんだ!と心躍った。 暴れている…いやむしろ燥いでいる犬みたいに見えた。 完全に俺の中の印象なんだけどandymoriは本当に犬みたいなバンドだと思った。 「犬みたい」って何かバカにしてるっぽく聞こえるかもしれないが、愛くるしさや、どこか獰猛さもあり、ぬくもりがあって、幸せを感じたりする全てを楽曲から感じれるような気がする。 決して知的ではないとかそういうことを言いたいわけではない。 喜びなのか悲しみなのか怒りな

          俺とandymori

          初恋の話

          インパルス、好きだったなあ。 じんわり笑える。板倉が好き。板倉みたいになりたかった時期もある。 相方の堤下も好き。どっちかって言うとこれは芸風というよりゲイ風の話。 恥ずかしくて買えんかった「男写」が出たの2005年か。当時欲しかったな。 でもまあ、2000円はすんなり出せん金額だ。まだ中(まだ中学生)だよ。 セクシー風の表紙も相まって、親に見られたくないという気持ちもあるし。 現代を生きる少年たちほど、はっきり自分が”こう”だという認識もまだできなかった。 今でこそ受け

          結局、何?の話

          わりと面倒になって二ヶ月も放置してしまった。 というのも、過去の話をする記事で無駄に小説じみた作りを意識したり、それ自体恥ずかしくなってしまった。 「チラシの裏」的散文を置く場所として活用するはずが、どうもそれだけでは面白くないのでは?という思いから、中身を持たせようと考え出した結果が、これだ。 面白いものとはなんだ?の堂々巡りである。行動しない限り面白いに辿り着くなど到底無理な話だと言うのに。 とはいえ、今までも恥はかいてきたし、恥の上塗りをしたところで恥さらし行為になる

          結局、何?の話

          本当は飛びたかった話

          まあ、音楽活動の結果は芳しくなかったような、努力し足りなかった部分もあるし、何となく後悔の面がある。 自分が好き勝手やった部分はそこまで思っていないのだけど、俺と〇〇(全然次の回書いてないね、なんか、うまく纏められなくて…) に出した友人、ハルには少しだけ申し訳ない気持ちがある。 とは言え、結局ひとの人生、俺が気負うのもあくまでこの文面上の側面で、他にも関わりのある部分では全然そう思ってないところもあるし、仮にこれが本人に見られた時は「何だこいつ」と改めて思って貰えれば幸い

          本当は飛びたかった話

          2022/12/11の話

          無常の日に行ってきました。 後に「俺と〇〇」でも取り上げようと思っているけど、私にとってのナンバガとは初めて出会った時もう既に過去のものだった。 簡単に言うなら「間の世代」だった。 活動していない期間に一番熱心に聴いた。 そういう思春期に遭遇した彼らはすでに伝説的存在で、むしろそれらに影響受けた音楽たちに影響の嵐を受けていたわけだけど、その大元といったパワーは感じていたわけで、それなりに音源も聴いてきた。 最初の印象なんてモンはもう、「聴きづらい!」だけだったのに、何故か耳

          2022/12/11の話

          キツい話

          未だに足踏みをしてしまっているんだろうか。 時折、いや、というより過去の記憶の中を旅すると必ず引っかかってくる気持ちの一つがあった。 それは自分の中で昇華しきれていないからなんだろうけど、かと言って掘り返すには、勇気の必要なことだった。 *** 私は自分の苗字が嫌いだった。 その理由は小学生のころまで遡る。 水泳が嫌いだった。 私は泳げなかった。水の中で目を開けるのもできなかった。 恐らくそれは赤ん坊の頃に風呂で溺れたことがきっかけだと言われている。 それに私は、水着姿

          俺とNirvana

          音楽を聴き漁る日々が続く中、好きなアーティストのルーツを辿りたくなるのは性と言ってもいいのではないか。 例に漏れず、俺も高校2年か3年になる頃にはそういった深掘りをしたく情報を漁っていた。 当時はとにかくART-SCHOOLを敬愛していたし、何よりTHE BACK HORNの1stアルバムも、グランジと称される音楽、ニルヴァーナの名に辿り着くのは当然と言えるだろう。 そんなある日、クラスメイトのツノダ君に 「ニルヴァーナって知ってる?」と聞いた。 と言うのも、彼が洋楽に造

          俺とNirvana

          昔の話

          中学時代。 特段激しく苛められていたわけではないけど、確実にクラスで浮いていた。 孤立しやすいタイプの人間だった。少なからず友人は居たが。 ただ私は何故か、そういった友人に対しても全幅の信頼はおいていなかったし、ましてや、「こんな奴らと仲良いなんてちょっと恥ずかしい」みたいな気持ちもあった。 この気持ちは最低だと思うけど、そんなスタンスがどこかしらあった。 何でこんなに捻じれていたのか今となっては分からない部分も多い。 家族仲も非常に悪いと言ったこともなかったが、同様に何