物理的な整理整頓が行われると、心も整理されると感じる人が多いです。
無駄なものを手放すことで、心にも余裕が生まれ、ストレスや不安が
軽減されることがあります。

片づけをして部屋がきれいさっぱりになると、自然と自分の気持ちや内面に
向き合わざるをえなくなります。
目をそらしていた問題に気づかされ、いやがおうでも解決をせざるを
えなくなる。
片づけはじめたその時から、人生のリセットを迫られるのです。
そしてその結果、人生が大きく動き始めていきます。

マリー・コンドーは物を手放すときに感謝の気持ちを持つことを
重視しています。
この考え方を取り入れることで、物事に対する感謝の気持ちが育まれ、
ポジティブなマインドセットが養われるでしょう。

一つひとつ、その本当の役割を考えてあげること。
すると、意外なほど多くのモノが、すでにお役目を終えていることに
気づくはずです。
モノが果たしてくれた役割にきちんと向き合い、感謝して手放してあげる
ことで、初めてモノとの関係に「片を付ける」ことが出来たといえます。
そうして手元に残ったモノこそ、あなたが大切にするべきモノ。
本当に大切なモノを大切にするために、役割を終えたモノを捨てるのです。
ですから、「モノをたくさん捨てる」のは、モノを粗末にしているということではありません。押し入れやタンスの奥にしまわれ、その存在すらも忘れ去られてしまったモノたちがはたして大切にされているといえるでしょうか。
もし、モノに気持ちや感情があるとしたら、そんな状態がうれしいはずはありません。
一刻も早く、牢獄、あるいは離れ小島ののような場所から救出してあげて、「今までありがとう」と感謝の念を抱いて、モノを気持ちよく解放してあげてください。
片づけをするとスッキリするのは、人もモノもきっと同じだと、私は思っています。

物を整理整頓することで、自分の生活環境を改善し、
自己肯定感が向上することがあります。
自分の手で整えた空間には自信が生まれ、自己価値感も高まります。

何よりも変わるのは、片づけを通して、自分を好きになることが
できるのです。
片づけをすると、小さな自身が生まれます。
自分の未来が信頼できるようになります。
いろんなことがうまくまわるようになります。
出会う人が変わります。
いい意味で予想外のことが置きます。
変化が速くなります。
こうして、自分の人生を心から楽しむことができるように
なるのです。

物を整理整頓することで、過去からの束縛から解放され、
未来に向けて前向きな展望を持つことができます。
自分の手元には本当に必要なものだけが残り、
将来の目標や夢に向かって前進する意欲が湧いてきます。

「片付けの神様」は、自分は一生、片づけられないまま人生を終えると
思っていた人さえも決して見捨てはしません。
ただし、それは、片づけると自分の意思で決意した人に限られます。
人は心から求めないかぎり、自分の人生を変えることはできないのです。
そして、片づけたあとには「片付けの神様」から素敵なプレゼントが
届くのだと思います。