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『るろ剣』最終章と 『進撃の巨人』最終回

本屋さんに行ったら『進撃の巨人』がどどーんと並んでいました。9日発売の「別冊少年マガジン」で最終回を迎えたそうですね。そしてもう一つ、最近私のSNSには映画『るろうに剣心 最終章』の話題がたくさん流れて来ています。

なんとなく、アニメの中でも『ドラゴンボール』『るろうに剣心』『ワンピース』『進撃の巨人』の4作品はずっと続いているような感覚でいたのですが、形は違うけれど、その中の2つが終わるんだなー、と、少々感慨深く感じています。


『ドラゴンボール』はテレビアニメ放送開始当時、絵も可愛く、ストーリーも夢があってとても好きで良く見ていました。だんだん闘い色が強くなってきて、私も大人になって見逃すことが多くなり、いつの間にか話題についていけなくなり、、、ですが、時々見かけると懐かしい気持ちになります。

『ワンピース』は前の時間の番組を見ていたので、そのまま続けて見始めたものの、当時は数回で脱落。30過ぎて「絶対面白いから」と友人に勧められ、単行本を途中まで一気読みしました。大人が夢中になるのも納得です。
今でも夫が好きで、ビデオに撮って観ているので「へー、よくネタ続くねー」なんて言いながら、時々一緒に観ています。


一方、アニメの内容より、作品にまつわる思い出が多いのが『るろうに剣心』と『進撃の巨人』

2009年スタート、と、一番新しいのが『進撃の巨人』でしょうか?
ビジュアルが怖いのでちょっと避けていた感があるのですが、2015年には実写映画で三浦春馬さんが主演、2018年にはアニメの主題歌をYOSHIKIさんが担当。

なんでしょうね、この私が好きになる人に『進撃の巨人』がついてくる感。

実写映画は前に書いた通り、なんとも言えない複雑な思い出。
「三浦春馬さんを語ろう。25歳光と影」

2018年にアニメの主題歌を担当したYOSHIKIさんの方も、X JAPANで出すかと思いきや、HYDEさんとのコラボという意外な形に。

YOSHIKIさんは、もはや元気で生きていてくれれば何でもいい、悔いのないように思い切り拘ってください、というのが私のスタンスなのですが、ファン(?)の間でずいぶん物議を醸した苦い思い出があります。

そして、YOSHIKIMONO(yoshikiブランドの着物)にばーん!と大きく巨人の顔が描かれて登場した時には、あまりの斬新さにおののきました。
(ちょっとエッジの効いた上品で美しい世界観が好きなんだけどなー・・・・)


映像も強烈だったけど、それ以上に様々な思い出を残した『進撃の巨人』。
寂しいのか?ほっとしているのか?ああ、終わったんだ。と、ぽっかり無になる感じがしています。


最後に『るろうに剣心』

『るろ剣』といえばテーマソングと実写のアクション。
「そばかす」と「2分の1の軌跡」はカラオケでよく歌いました。当時、アニメ主題歌が売れた時代だったと思いますが、その中でも『るろ剣』のテーマソングは群を抜いていて、次は誰の曲?なんて話題にしていたものです。

その頃、好きだった俳優さんは真田広之さん。「JAC 」の存在を知りました。後に実写版『るろうに剣心』を初めて見た時、「最近の俳優さんはJAC出身者やジャニーズじゃなくてもこんなアクションするんだ。すごいなー。」と、感心したのを覚えています。

吉川晃司さんや土屋太鳳さんなど、ベテラン俳優さんから若手まで「そういえば運動神経抜群」という俳優さんたちが揃っていて、配役にニヤニヤしてしまいます。

今回の最終章のラスボス雪代縁 役は新田真剣佑さん。「うわー最後にすごい俳優さんが来た」と思ったら、お父様の千葉真一さんがJAC創立者でしたね。おそらく、日本映画のアクション史上傑作となるこの作品で、原点回帰。そして世代交代、と、これまたなんとも感慨深いことです。

主演の佐藤健さんは、若い頃、春馬くんとコンビのように一緒に出ていて、何かと観る機会が多かった俳優さん。10年間も演じていた役が終わるって、どんな感覚なんでしょう。健さんにとっても大きな区切りの作品になるのでしょうね。

アニメや映画の作品は終わることがあっても、俳優さんの人生は終わらない。
観ている私も。
あまりにもご縁がある2人で心がチクッとなる時もありましたが、彼らが輝くことで春馬くんも輝き続けるような気がして、今はこの映画がとても楽しみです。


昨年、『鬼滅の刃』が日本の映画興行収入のトップになったことで、本当に日本のエンターテイメントのトップの座をアニメが取って、アニメの中でも新しい時代が来たんだと感じていました。

そんな中で、『進撃の巨人』の完結と、『るろうに剣心最終章』公開。
何と無く、一時代が終わって、新しい時代が始まるんだな、という感じがします。

でも、本音を言うと、海外で評価されるのが日本のアニメばかりで、悔しい。
日本国内でもアニメがトップだなんて寂しい。

もちろんアニメ関係者の方々の頑張りと、完成度の高さは素晴らしいと思っていますが、あまりにもバーチャルの世界が優位になりすぎるのも寂しい感じもあり。
俳優さんとかミュージシャンとか、生身のアーティストが評価される華やかなエンタメ界になって欲しい。

『るろうに剣心 最終章』がその始まりになってくれることを期待しています。

終わりは始まり。
まさに、The Final / The Beginning 















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