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なるべく感情を殺して日々を生きるわけ

お疲れさま。

ふらっと立ち寄ってくれて、ありがとうございます。


学生という広いようで狭い枠から出て、肩書きが外れ、社会という大海原に出ると、人間、そこからの人生の方が断然長いし、大抵の人は仕事をしている時間が最も多くなる。

だからこそ、"仕事を楽しむこと"、"やりがいを持って生き生きと働くこと"、"仕事の充実"といったことが、生きる上でとても重視されるのだろう。


社会人1年目。新卒の時、自分の中で散々恐れていたことが起きて。起きたというか、やっぱりか。。といった感じだった。

自分の繊細さは、おそらく社会の荒波の中で生きていくにはしんどすぎるのでは?私やっていけるのか、、?というのは、学生の内から幾度となく考えていたし、そうなった時のことをうまく想像できずに恐れていた。

そして、社会人1年目、最初の半年くらいは仕事も人間関係も、とにかく全てのことが、とてもしんどかった。

"世の中、色んなタイプの人がいるからしょうがない"

学生の時以上にそれを肌で感じたし、一瞬のことや、え?そんなことで?って思うようなことでも、一瞬で相手が自分を見る目が変わったり、好かれたり、至極簡単に一瞬で嫌われてしまったりする。

学生でももちろんあるけれど、社会人の人付き合いというのは、こんなにもしんどくてややこしいものなのか、とちょっと思ったのを覚えている。

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さて、ここまでは、昨年書いたもので、ストックに眠っていたもの。
投稿するかは分からないけど、その時考えたことを、忘れないうちに文字起こしだけしておいたものだった。

幼い頃からとても臆病で傷つきやすい私にとって、社会人1年目、特に最初の半年ちょっとはかなり辛かった。

周りにいる人と話をしても、していなくても、相手の表情や声のトーン、話している時の態度に過敏になってしまって、その分更にメンタル面が追い込まれてしまったりした。

自分の敏感さと繊細さに散々嫌気が差し、"もっと鈍感になりたい"、"鈍感にならなくちゃ・・・"って、そう思った私は、必死で"なるべく気にしない"を頑張り、どうにか必死で鈍感になろうとした。

・・・けど、"なるべく気にしない"ことを頑張ろうとしたら、"サバサバした人"になってしまって。

なんか、、、違う。
いや、仕事上そのキャラで支障がなければ、べつにいいのだけど。
そうじゃなくて。そうしたかったわけではなくて。。。

社会で、組織の中で生きていく上で"しんどい"をなるべく回避するには、"なるべく気にしない"か"頑張って鈍感になる"しか思いつかなくて。

・・・けど、それを必死で頑張っているうちに、あることに気付いた。
元々の性質上、"繊細"だったり"敏感"だったりするのを変えるのは、無理な話だと。

苦労の末、社会人になって半年以上が経過した頃、やっと"スルースキル"を身につけることが大切なんだと気付いた。それからは、なんとか自分なりに"適度に受け流す"ことが、少しずつだけど慣れさせていって、できるようになっていった。
それでも、うまくできないときはできないのだけど。。

そして、私の今の働き方でいえば、所属する会社から、取引の契約を結んでいるパートナー会社さんが入っている現場のチームに入って働くという形態のため、実際に現場のチームに入らなければ、そこにどんな人達がいるのか、どんな雰囲気かとかも分からない。

だから、1つ前の現場は、そういった意味でとてもしんどかった。

だから、辛さで潰れてしまったり、メンタルがやられてしまうのを回避するべく、仕事上のかかわりは最低限必要な範疇に留めたり、不用意に傷つくことがないように、感情を押し殺したりもするようになった。

まあ、訳あって、半年以上経過した辺りから人も増え、最後の方は担当チーム内の人は結構よかったのは唯一の救いだったけど。

入った現場がなんらかの理由で終わる時や、契約期間の終わりのタイミングでなければ基本的に現場が変わることはない。
だから、場所によっては在籍期間が長かったり、短かったりする。
この時の現場が、来月末で抜けられるって、営業から聞いたときには、「やっと解放される!!」って思ったし、凄く嬉しかったなぁ。

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"自分の感情を押し殺す"
これは、実は社会人になるずっと前からやってしまっていることでもあった。

元々、2人姉妹の長女である私は、妹が産まれてきてからだっただろうか、"甘えちゃいけない"、"親の負担になってはいけない"が強すぎて、我慢するのが当たり前になっていった。

そのせいか、本当に自分が欲しいものがある時や、やりたいことがある時、主張したいことがある時など、想いがたしかにあっても、その場ですぐに"自分の主張"ができなくて。

それで、今までかなり損をしてきてしまったな、と思うし、そう感じたことがかなり多かった。
また、時にはそれが仇になってしまったり、"意見のない人"や、"消極的な人"、"何を考えているのかわからない人"って思われたりしてしまうこともあって。
決して、そんなつもりはないのに。

ただ、同時に、わりとすぐに伝えることを諦めてしまって、想いを口に出さないまま心の中に留めて終わってしまうこともあって。
残念なことに、それが意図せず誤解を招いてしまうようなこともあって。

自分の感情や、想いに蓋をせずに生けていけたら、楽なんだろうなあ。
・・・なんて、今まで何度そう思ったことだろうか(笑)


だからなのか、決してその人が悪いわけではなくても、自分が楽しければそれでよさそうな人や、自分の感情のままに生きていそうな人を見ると、なんだかモヤモヤしてしまう自分がいる。

自分の感情を押し殺すことが、普通になってしまっているって、怖いことだなあ、と思う。
メンタル面にも、身体面にも、それが続くと影響が出てきてしまうから。

だから、なるべく思ったことは、伝え方を考えた上で相手に伝えるべきなのだと思うし、(言い過ぎはよくないけど)本音はなるべくその場で伝えた方が、多少傷つくことはあったとしても、溜め込むより自分自身にとって、お互いにとっても、いいのかもしれない。


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