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俺たちはゴイステが大好きだったんだ。そうだろ!?

ゴイステと言ったら、アラサーの人間は頭を抱えて「ああああああ!!!!」と叫ぶだろう。ゴイステとは「GOING STEADY」というバンド名の略称である。私自身も中学時代、泥臭くも切ない歌詞とメロディに心酔していたものである。

正直ゴイステを語るにはニワカすぎてゴイステファンに夜道で奇襲をかけられるレベルだが、おばあちゃんの話を聞くつもりで読んでほしい。ゴイステは5つ年上の姉が「BOYS&GIRLS」とさくらの唄」の2つのアルバムを借りて聞いていたことがきっかけだ。

私は3姉妹の末っ子だが、実家にいたころは3人同じ部屋だったので、姉がCDプレイヤーでかける曲も否応なしに聞くはめになった。今思えばなんでイヤホン使わなかったんだろうと思う。話が逸れた。そんなこんなで私はゴイステを知り、心酔していったのだ。中学生の多感な時期、ゴイステが沁みないわけがない。そうだろ!?

しかし大学時代にクラスメイトとカラオケに行って「童貞ソー・ヤング」を歌ったらドン引きされた。当時はなんでや!って思ったけど、それまで大人しいと思っていたクラスメイトが「童貞!!!!万歳!!!!!」とか歌ってたら私もドン引きすると思う。ゴイステは人を選ぶのだ。

その後ゴイステは銀杏BOYZになり、あまり聞かなくなったのだけど(「SCHOOL KILL」があんまり肌に合わなかったのもある)、昨年リリースされた「恋は永遠」はめちゃくちゃいい曲だった。「空も 海も 君の背中も〜」のCメロは久々に音楽を聴いて背中がゾクゾクした。

なんだかんだで峯田和伸の作るエモい曲が好きなんだよなぁ、と思ったのだった。はじめてゴイステを聞いたときから18年が経っていた。

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