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焼き豚と白ブタ

色白女子がよく言う「私って白ブタ」
私もいつか言ってみたいなあと思っている。

「私って白ブタ」とは?

「私って白ブタ」を聞いたことがない人のために解説します。

白ブタというのは太っていることをあらわします。
なぜなら、白は実物より大きく見える膨張色だから。
黒いスーツを着るとシュッとして見える、この逆です。

具体的にいうと、白ブタは「日に焼けてない白い肌の人」を指します。
焼けてない白い肌のために膨張して、太って見えることを嘆く言葉
それが「私って白ブタ」です。

焼き豚もいるよ

対して私は日に焼けています。
日焼け止めが苦手なので、そのまま外を歩いていたら焼けました。

例えるならば「焼きブタ」
外側はこんがり焼けて、内側は白い。

白いと言っても、元々が色黒なので白ブタほど白くない。
比較対象としての「白い」でしかない。

ここまで書いて思ったけど、黒いなら締まって見えるからブタじゃないじゃん。

「焼き」

焼きだけだとさみしい。
せっかくなら何かが焼けててほしい、けど白ブタとは一線を画したい。

「焼き豚」

こんがりおいしそうな、ポジティブな表記になりました。
絶対「外側はパリッ、中はシットリ」とか書いてある感じ。
別に勝負じゃないけどさ。これ、勝ちでしょ。

罵り、罵られ合う関係

焼き豚の私にすれば、色が白いことで悩む白ブタの気持ちはわからない。
わからないどころか
「自分色白くてエエやろ」
という自慢に聞こえてくる。

けど、私も私で黒豚であるが目はぱっちり二重である。
生まれてこのかた、二重シールや埋没法などをしたいとは思ったことがない。

そこで「目がでかくてゴミが入りやすい」など言って「なんてイヤミな」と返されると「あ、そんなつもりでは」となる気がする。

やっぱり、人間ないものねだりなんだなぁ。

と思う焼き豚。こんがり。


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