通い慣れた路の脇で　 生き急ぐよな薄紅の花が降る
季節はやってきては去って行くよ　飽きもしないでさ
僕はあと何度この景色を見るだろう　進めない苛立ちを抱えたままで

出会いと別れから切り離されて　漂泊する我が身を憂うか？
このままじゃ自縄自縛のバッドエンド
いまは冴えた空気が懐かしくても　前を睨むんだ

プライドは手放すな！　その願い萌えるまで
限界まで足掻きな！　その命燃やすよに

サクラヒトヒラ　風にさらわれて

いずれ若葉に移り行く　儚気な花明かりもあとわずか
スポットライトは主役に注ぐんだ　狙いを定めてさ　　　　　
僕はいつまで脇役に甘んじるつもり　変わってく恐れを飼い慣らせないで

獲得と喪失から遠ざかって　安い孤独に酔い痴れるか？
そのままじゃ自業自得のデッドエンド
いまは凍える月が恋しくても　明日に挑むんだ

涙はまだ流すな！　この想い咲かすまで
倒れるまで戦いな！　この痛み散らすよに

サクラヒトヒラ　風にさらわれて

ためらいなんて捨てな！　綺麗に咲けなくてもいい　
“出来ない”なんて諦めんな！　まだ芽吹いてもないんだ

サクラヒトヒラ　空に舞い上がれ