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色褪せた初心者マーク

今日、色褪せた初心者マークをつけた車を見かけた。

視認性に全振りしたはずの黄色と緑は、それぞれ同様に色が落ち、今流行りのくすんだパステルカラーになっていた。

1.本来存在しえないもの

本当なら、「色褪せた初心者マーク」はこの世界に存在しえないはず。というのも、初心者マークをつけるべき期間は免許取得から1年間。仮に毎日暴風雨の中を運転したとしても、1年間でパステルカラーに変貌を遂げることは不可能だろう。

さらに言えば、たいてい免許取得時に新しい初心者マークが教習所から付与されるため、時を超えて家庭内で使い回すこともほとんどない。

公道を走る権利を与えられてから10年、いや20年はつけ続けていないとあの色にはならないだろう。

もしくは国土交通省が若者人気を狙って「初心者マーク くすみグリーン&イエロー」とかいうバージョンを知らないうちに出しでもしたか。

2.大学生=色褪せた初心者マーク?

なーんて少し小馬鹿にしてた「色褪せた初心者マーク」、実は大学生ってあの車と同じじゃないか?と思い始めた。

まず、20年前後も生きていれば、間違いなく"人間初心者"ではない。どんな伝統芸能も、どんな伝統工芸も、寿司職人だって、その道20年の人を"初心者"と呼ぶことはないはずだ。

なのに、大学生はまだまだ"大人"として扱われない節がある。初心者じゃないのに、初心者マークを貼っている存在として生きているような感覚がある。

無理な合流をしてしまってもなんとなく温かい目で見られ、駐車で何度切り返しても同乗者から呆れられることもない。

大学生は背中に「色褪せた初心者マーク」をつけている。そしてこの初心者マークにあぐらを書いて運転技術の向上を怠ると、いざ社会に出た時に袋叩きに合う。それだけは防がなければならない。

3.まとめ?

どうだろう。自分でもびっくりするくらい論理が飛躍している。比喩を多用し、論理が飛躍したそれっぽい文章には気をつけた方がいい。たいていそういった文章の筆者は適当だとわかって適当なことを言っている。そしてだいたい比喩が間違っている。そんな啓発になれば僕の適当な文章も成仏できるだろう。

…ブログ初心者マーク、どこでもらえるんでしょうか。

20年経ったら果たして文章はうまくなるんでしょうか。いや、まだまだ初心者マークをつけてそうだな。色だけは落ちないようにしときたい。専用ケースかなんかも同時にくれないかな。

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