英語が話せないアラフィフが、何故か外資系企業で働くことにした話。No.1 What's your name?
英語がほとんど話せないのに、何故か外資系企業で就業中の、アラフィフ派遣社員ちば子。です。
今回は、就業してみて一番驚いた話をご紹介します。
恐らく、英語圏の外資系企業では起きないだろう話です。
(私の就業先は中華圏の外資系企業です)
初日に、社員さんたちと顔合わせがありました。
就業先は、日本人の方が多いのですが、中華圏の国の方も在籍しています。
「○○です」
私、きょとんとなりました。
なぜなら、彼らが名乗った名前は、本名ではなく、例えばミッキーとか、マイケルとか…いわゆる英語の名前だったからです。
「あ、彼らはイングリッシュネームを名乗ってるんです」
漢字表記のチャイニーズネーム以外に、イングリッシュネームを持っているとのこと。
イングリッシュネームは、思いっきり本名(チャイニーズネーム)とかけ離れてます。
まあ、ここでいくつかややこしいことがありまして。
その1.社内では、イングリッシュネームを名乗ってる人・チャイニーズネームを名乗ってる人が混在する
本体側とのやり取りは、主にメールやチャットなのですが…本体側にイングリッシュネームを言っても通じなかったりします。
「彼女(彼)のチャイニーズネームを教えて?」と言われることも。
また、メールアドレスもややこしく。
アカウントを、チャイニーズネームをアルファベット表記にしている人もいれば、イングリッシュネームをそのまま使っている人もいるのです。
でも、メールアドレスやアカウント名を検索する時に、本名がわからないと探せなかったりも(苦笑)。
社員さんいわく「ややこしいかもしれないけど、そのうち慣れますよ(笑)」
メールの署名に両方書いてるもんね、みんな…
(日本人は、ローマ字表記と日本語表記、どちらも書いてます)
そんなこんなでややこしいため、社内のシステムには人名検索システムがあります。
(とはいえ、「リー」さんとか「リン」さんとか同じ姓の人がいっぱいいたりする←)
2.イングリッシュネームは自分で勝手につけられる
いわゆるニックネームみたいな感覚なのでしょうか?
たとえば、イングリッシュネーム・サモハンさんが「今日から私はジャッキーです!」と言えば、その人はジャッキーさんになれちゃうという…
日本だと、ビジネスに使う名前とか、姓名判断したり、それなりにこだわり持った名前をつけません?
本名の読みは変えずに漢字だけ変えたり、とか。
それなのに、イングリッシュネームは、あっさり変えられちゃう、自分の意思で。
イングリッシュネームは、クリスチャンネームの中華圏版みたいなイメージを持ってたので、そんな簡単に変えられるの??と、衝撃を受けました。
自分の名前にこだわりないんかーい!と。
3.おまけ
雑談で「こんなややこしいこともあったんですよー」と語られたのは。
仮にイングリッシュネームが、ドナルドとデイジーとします。
世界的に有名なアヒルのカップル、ドナルドとデイジー、どっちが男性かご存知ですよね?
ですが。
同じオフィス内で、殿方がデイジーを名乗ってて、淑女がドナルドを名乗ってた、なんてことがあったそうです(笑)。
(今は殿方は、違うイングリッシュネームを名乗ってます)
え?ええ??という、ネタのような本当の話。
(実際はもっと日本ローカルなキャラクターの名前だったので、日本人スタッフだけ混乱したそうですが(笑))
名前ひとつとっても、国というか文化の違いってあるんだなあ、と思った話でした。
もうひとつおまけで、日本語を話せる本体側のスタッフには、日本名を付けてる方もいらっしゃいますよ。
…更にややこしいっちゅーねんヽ(`Д´)ノ
ちなみに。
私のパソコンでは、チャイニーズネームの漢字にするのが地味に大変なので、メールやチャットでは、たとえば「Paku san」というように書いてます。
それでは、今回はこの辺で!
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