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久慈の琥珀、日本でとれない虫入りの琥珀 《再び》

              (約1,100字)
推しについて投稿するため、再掲しました。

私が好きなもの、植物性唯一の宝石です。

『琥珀』は、3千万〜1億数千万年前に繁茂していた植物の樹脂が、化石化した宝石です。

数千万年前に存在していた木や木の葉、昆虫などが入り込んでいる虫入り琥珀は、学術的にも貴重です。

日本では岩手県久慈市(久慈地方)が、唯一の国内の特産地として、昔から知られています。
他の土地からも見つけられていますが、クオリティが高い琥珀は、久慈地方にあります。

外国では、バルト海沿岸とドミニカ共和国。
ポーランドのポモージェ県グダニスク沿岸、
ロシアのカリーニングラード州などが、世界的に有名です。

外国語名と表記

私が出会ったのは、30代のころ。
植物について詳しく知るため独学で学んでいたときに琥珀の存在を知りました。

昔から虫が入っているアクセサリーとして存在は知っていたものの、木々の樹脂がもとになっているとは思わなかったです。

植物由来であるとすると、もしかすると、植物アレルギーの方は長く身に着けるには注意が必要かもしれません。(これはどこにも記述がありませんが、私がアレルギーを持っていたら気をつけます)

琥珀は、愛の贈り物です。
北欧では、結婚10年目を琥珀婚と呼び、琥珀を贈りあう習わしがあります。
また、思いを寄せる人に琥珀を贈ると、愛が実るとされています。

久慈地方の琥珀の起源は、恐竜時代。
約8,500万年前の樹脂の化石で、南洋スギが
起源種とされています。

個人的には小学生の頃からの「スギ花粉症」ですが、琥珀アクセサリーを身に着けても、
今のところアレルギー症状はありません。

ペンダントとブローチを4つ持っています。
ブローチは、久慈琥珀です。

虫が入っている琥珀は、その殆どが外国の琥珀だそうです。
久慈地方でも外国の琥珀を加工するため、
それは日本製として販売されます。
日本製の日本の樹脂でできた天然の琥珀には、ほぼ虫入りはないそうです。

そして、虫入りでも完全な形で入っているものは本物でない場合があります。
虫が身をよじっていたり、ねじれたりするらしく。

そこで、本物の琥珀か見極めるコツがあります。
琥珀に透明度があれば、文字を透かして見てください。少し大きく歪んでみえます。

また、アルコールに弱いため消毒用アルコールがついてしまったら、すぐ乾燥させます。
優しく拭き取ってあげてください。

これで、あなたも琥珀知識インプットです💎


  『いつか久慈琥珀博物館に行きたい』

アンバーを覚えておくといいですよ


※久慈地方で採掘している琥珀は、中生代白亜紀後期に属し、世界で最古年代の琥珀です。
半透明な茶褐色から、赤褐色、縞目模様が多く産出します。



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