昨年７月の参院選のレポートがまだリリースし終わっていないので、衆院選が行われる前にとっとと出しておかなければならないといことで、今日は参院選の山梨県選挙区のレポートをお届けします。山梨県選挙区は、自民党の森屋宏さん、野党の統一候補である市来伴子さんのほかに、ＮＨＫから国民を守る党の猪野恵司が立候補していました。この猪野恵司という男は選挙期間中に、まったく活動らしい活動ができておらず、その後のＮＨＫから国民を守る党の活動にも参加しているような気配もないので、選挙で燃え尽きた可能性があります。甲府駅前の県庁裏の掲示板にすらポスターが貼られていなかったので、ほとんど支えてくれる人もいなかったのだと思います。

森屋 宏　　６２　現　自民公認・公明推薦
市来 伴子　４１　新　無所属（立憲・国民・共産推薦、社民支持）
猪野 恵司　３５　新　ＮＨＫから国民を守る党

山梨県は、ゴリゴリの保守地盤っぽい雰囲気もあるのですが、実は、民主党の輿石東さんや米永晴信さん、直近の２０１６年の参院選では民進党の宮沢由佳さんが当選を果たしているように、常に自民党が圧勝しているような選挙区でもありません。なので、野党の統一候補に魅力があれば、当選する可能性は十分にあると言えます。

■ 森屋宏候補の主張

森屋宏さんは、実家が幼稚園を経営。男性保育士として活躍していた人物ですが、１９９９年から２０１３年まで４期にわたって山梨県議を務め、２０１３年から山梨県選挙区で立候補して参議院議員になっている現職です。リニアモーターカーについては、品川から甲府までが４分で行けるようになる語っていて、ゴリゴリに推進しています。リニアモーターカーができたら便利だと思いますし、リニアモーターカーで東京－大阪間がめちゃくちゃ近くなったら楽しいとは思いますが、新型コロナウイルスのせいで、本当の日本経済の実態が明らかになりつつある中で、果たして実現できるのかどうかは微妙なところです。その他に、ＪＲ中央線の高速化、インドネシア人観光客の誘致などに尽力。日本会議国会議員懇談会、神道政治連盟国会議員懇談会などに属しています。基本的にはネトウヨのオジサンだということになろうかと思いますが、ポスターからはスマートな雰囲気が出ていて、無難に当選してしまいました。