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【選挙ウォッチャー】 鎌ヶ谷市議選2019・分析レポート。

ここもまた流山市と同じく、僕が暮らす千葉県柏市の近隣市なのですが、ここにもポンコツを極めた「NHKから国民を守る党」の候補者が立候補してきました。昔から「議員」という仕事が親のスネをかじるだけのボンボンの家の息子が立派な肩書きをつけることで、名家のプライドを保つために利用されてきたと思いますが、とうとう人々が政治に無関心を極めるようになってしまった結果、政治家になろうという人も少なくなって、堂々とNHK問題以外の仕事はしないと宣言するクソ政党の候補者が立つようになり、さらには当選する危機に瀕しています。人々が候補者のことをあまりに調べないせいで、こうなっていると言っても過言ではありません。

世の中はパソコンやスマホによって、どんどん便利になっています。おそらく今後、自分の考えを入力するだけでオススメの候補者を出してくれるアプリなんかが登場し、たいして何も考えない人がアプリに言われた人に投票されるようになることでしょう。しかし、そのアプリは議員がお金を払うと表示しやすくなるように操作されたりなんかして、結局、良からぬ人間が金の力で議員になったりするのです。考えないことは便利だけれど、選挙に関しては考えなければならない。それを多くの皆さんに伝えたいと思います。


■ 鎌ケ谷市はN国が当選しやすい環境だっただた

鎌ケ谷市の定数は24ですが、今回の候補者は29人。つまり、たったの5人しか落選しない計算です。鎌ケ谷市の近隣都市である八千代市では、やはり候補者の数が少なかったことで、NHKから国民を守る党の候補者が当選してしまう悲劇が起こりました。八千代市議になった宮内敏は、収賄容疑で刑務所送りに至ったジジィと会派を組んだと聞いており、およそ市民の役に立っているとは思えません。刑務所送りになったジジィが議員として復帰している八千代市もスゴいですが、そんな奴と会派を組む奴もスゴいです。市民のために働きたいわけではないので、こういうことは起こります。

鎌ケ谷市に立候補している杉山和春は、4年前の習志野市議選に立候補していました。当時は無所属で立候補して落選しているのですが、習志野市よりも鎌ケ谷市の方が当選しやすいと踏んだのか、落下傘で鎌ケ谷市に立候補してきました。習志野市は定数30に対して37人が立候補、鎌ケ谷市は定数24に対して29人が立候補。数字の上ではどちらが優勢というわけでもありません。ただ、5人しか落選しないのであれば、だいぶ当選の確率は高いとは言えると思います。が、世の中は分からないもので、習志野市は熱心なチラシ配りの甲斐があって当選を果たし、鎌ケ谷市では落選してしまいました。

杉山和春は現在、2020年2月の四街道市議選に立候補する計画が発表されていますが、とりあえず鎌ケ谷市はNHKから国民を守る党の議員に無駄な税金を支払う必要のない自治体になったので、千葉県北西部の地域の中では野田市に続き、マシな自治体となりました。


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