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【選挙ウォッチャー】 流山市議選2019・分析レポート。

先日の流山市長選に続き、あんまり取材できていないシリーズではありますが、流山市議選は定数28に対して30人しか立候補していません。落選するのは30人の中から2人だけだということです。ずっと選挙を見てきた人たちなら分かると思いますが、およそ半分くらいはポンコツです。2人しか落選させられないのだとすると、ポンコツが余裕で当選してしまいます。ポンコツが当選して税金の無駄遣いになることのないように、本当はもっと政治に意識を持つべきだと思いますが、これは多くの人にコツコツと政治の話をしていく以外に改善できません。流山市はせっかく子育て環境の整った街として人気になっているのですから、さらに発展できるように良い市議をたくさん揃える必要があります。

ポスターを見た瞬間、ゲロを吐きそうなほどポンコツ感が出ている奴もいたのですが、なんなら当選を果たしています。もちろん、NHKから国民を守る党からも候補者が出ているのですが、余裕で当選を果たしました。「政治は誰がやっても同じだ」と言って、ポンコツをそのまま議員にしているから変わらなくなってしまうということを多くの人が知るべきです。


■ NHKから国民を守る党が当選してしまう

30人中28人が当選してしまう超イージーな選挙だったばっかりに、NHKから国民を守る党の大野富生が当選してしまいました。大野富生は、立花孝志の言う「スクランブル放送」に無条件賛成している議員で、柏市議選の大橋昌信を応援していましたので、大橋昌信のやっている行動にも疑問を持たないB層です。8月8日からは埼玉県知事選が始まりますが、浜田聡のことも応援するようで、「NHKのワンイシュー政党が知事になって何をするのか」についても疑問を持たないのです。NHKの集金人を追い返す作業は議員にならなくてもできるわけで、百歩譲って国政政党になるための準備としての地方議員だったとしても、知事になることに意味はありません。ただ選挙をやって盛り上がりたいだけのオッサンに何の疑問もなく付き合っているのですから、どれだけ何も考えていないのかがよくわかります。

統一地方選が終わって3ヶ月、柏市議になった大橋昌信とともに、議会でどんな仕事をしているのかを監視していく必要があると思いますが、これまでNHKから国民を守る党の議員が地方議会でしっかり仕事をしているのを見たことがありません。適当に議会に出て、雰囲気で賛成や反対をして、それ以外の時間はコールセンターの電話番と選挙の応援に明け暮れるのです。こんな無駄な税金の使い方は滅多にあるものではありません。なるべく多くの方に「NHKから国民を守る党」が反社会的カルト団体であるということに気付いていただきたいと思います。


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