『チョコレートの手引』④チョコレートの歴史を学ぶ〜日本編

チョコレート本でもっとチョコレートを勉強しよう、という思いからはじめた読書企画。

今回は、日本のチョコレート史です。

日本には18世期末、江戸時代に伝わったといわれています。紀元前中南米からスペイン、ヨーロッパと広がって、オランダから長崎へ入ってきました。1828年ココア発明の前なので、ホットチョコレートとみられます。

1873年(明治6年)岩倉視察団がフランスに訪問し工場を見学。「銀紙に包まれた極上品の菓子」と書き残しています。

1878年(明治11年)米津風月堂が、半製品のチョコレートを輸入し、日本ではじめてチョコレートの加工、販売。

1918年(大正7年)森永製菓が、1926年(大正15年)明治製菓がカカオ豆からチョコレートの工場一貫製造を開始。

第二次世界大戦でカカオ豆が輸入できなくなりましたが、戦後には輸入が自由化されました。

今や、日本でもお菓子の定番になっているチョコレート。明治・大正から庶民の馴染みのあるものとなり、広がっていったんですね。コンビニやスーパーにもコーナーがあるし、専門店も多いし、日本にしっかり根付いています。

次回は、カカオの生産国についてです!

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