見出し画像

胡桃割る泣きたきことの三つほど

今日はいろんな予定が重なった。
ひとつは地元であった戦争の記録を集めた展示会。九条を守る会の地域支部が集めた資料を見た。空襲を逃げ延びた人の証言もさることながら、後の調査で分かった米軍の空襲地域の選びかた、空襲前の予告のビラの投下などの施策。爆弾の使い分けなど。目新しいことではないのだが、今住んでいるところで起こった事実と知ると、特に最近の紛争と重なって、昔のこととは思えなくなった。今が決して平時ではないと気づく。
その後に、予約した美容院へ行く。
これまで15年ほど担当してくれた美容師さんは今年の一月に急逝してしまった。何でもない話をしながら、大した注文もつけずに、適当にお願いできていた。ベテランの腕の良い美容師さんだった。亡くなって以来、髪を切るところが上手く探せず、今日はまた新しい美容院を予約した。
全く違う雰囲気のお店の、全く違う美容師さんなのに、シャンプー台に座ると思い出してしまう。早すぎるよなと。シャンプーの上手な美容師さんに当たると、思い出すとは、少し皮肉な気もするけれど、きっと今後も、思い出すのだろうと思う。
3つ目は、母のケアマネさんからのLINE。母のどうしようもない失敗を止めてあげることができなかったという報告。離れているから仕方がないのだけれど、切ない。

そんなこんなで、自分では如何ともし難いことが三つも重なってしまった今夜。

写真は最近読んだ本
これもまたいかんともし難い結末だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?