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一神教とはなんぞや

現在、テーマを決めながら、文章の練習をしています。今回からは全8回「自分の中で定義づけしたいもの」今回のテーマは「一神教」です。インプットに少し時間がかかるので、更新は2.3日に1回になりそう。よかったらお付き合いくださいませ。

__________________go!


わたしが毎日手を合わせるのは、神様でもない、仏壇でもない、遺影だ。遺影にお供えをし、線香を挙げて手を合わせる。
わたしは人が死んだ時だけ、成仏をお願いしに来てもらう、節操のない無神教だ。

そんなわたしがなぜ「一神教」を調べようと思ったのか。きっかけはなんだっただろう。忘れてしまった。崇める神を持たない無神教のわたしが、だからと言って世界の宗教から目を背けてはいけないと感じたのは確かなんだけど……。一神教と聞いて、何を指すかが分からなかった。

一神教とはなんぞや。この問いに定義づけをしたいと思う。

「一神教」とは、イッシンキョウと読む。
一神教とは「ひとつの神様を崇めている宗教」である。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、がそれにあたる。

ユダヤ教が最初に起こった。キリスト教が1世紀に。イスラム教が7世紀についで起こった。

エジプトのファラオ王に従わされていたイスラエル人が、指導者モーセに率いられ、新開の土地カナンを目指す途中、ヤハウェという神が現れ「十戒」を授けられ、ユダヤ教が起こったとされている。
たくさんの神様がいるのが当たり前だった時代に、ユダヤ教だけが唯一の神、ヤハウェを信仰し始めたのが一神教の始まりだった。

キリスト教の起こりは、イエスが30代の頃だったようだ。元々ユダヤ教を信仰していたイエスが、ユダヤ教の中でも流派が分かれてい存在していた中、エッセネ派の流れで宗教に入って行った。その後エッセネ派に収まることなく、独自の活動「洗礼」を受けて始まった。

イスラム教の起こりはユダヤの国がとうの昔になくなり、ユダヤ人はユダヤ教だけを頼りに離民となり、キリスト教は繁栄を謳歌しているが、教会は分裂していた頃、イスラム教の歴史が始まった。
創始者はムハンマド、英語でマホメットと呼ばれた。
ムハンマドが40歳の頃、ヒラー山で瞑想している時に、大天使から真理をもらう経験を繰り返し、自分が預言者と自覚するようになった。布教を始めたのはその2年後くらいからと言われている。

なるほど、一神教の3つの宗教は、もともとひとつの流れから派生していったものとわかった。神からもらう預言がその時代ごとに変わり、預言を受ける者も変わった。それぞれの信仰する内容も変わって行った。信じるものが変わって行ったんだな。この一神教は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の3つのうち、キリスト教とイスラム教は人類の半分が信仰している計算になる。思っていたより、一神教信者はずっと多かった。

この一神教を知るにあたって
「よくわかる一神教 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教から世界史をみる」
佐藤 賢一

こちらを参考にした。

この作家さんは、歴史作家さんで、歴史小説を書く際に、宗教問題にぶつかることもあったが、その度に自信を持ってかけないこともあった。911のニューヨーク世界貿易センターのテロ事件をきっかけにくり返し起こる世界のテロに関わるのは一神教ばかり。なぜ、そんなに争うのか、宗教の根本的な問題があるのではないか、疑問に思った、歴史作家さんが調べた本という本だ。

この本は、宗教の歴史を調べて、事実を単純に並べているのではない。作者が調べた内容に疑問をあげながら史記をもとに事実を考察し整理していくような文章になっているので、作者と一緒に歴史の謎解きをしているような感覚で読み進められることができ、宗教の話といえど、楽しんで読めた。

まだ全ては読み終えられていないけど、一神教については、とりあえずわかったので、今回はこれで終了にする。全て読み終えて、一神教が繰り返し起こすテロや争いについて理解することがもしできたら、またレポートしたいと思う。



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