伝えることの難しさ。家族には「こうしてほしい」より気持ちを伝えた方がいい?
自分の伝えたいことを伝えるって難しい。
先週の日曜日、家族会議を開きました。
我が家では不定期に家族会議という名の話し合いが行われます。
わたしが主催で、「こういうことに困っているんだけど」と話をし、みんなで解決策を考えてもらう、そういう時間です。
12月に入ってから夫は出張や接待飲みでほぼ不在だったうえ、出張先でインフルエンザにかかり、約1週間の家庭内隔離に。
家事育児に夫の世話まで加わり、私の疲労度はMAX。
これはいかんと、日曜日に家族をリビングに集めて「家族会議」を開いたのです。
「もっと私や子どもたちのことを考えてほしい」と言う私と、口では家族が1番と言いながら「仕事だから仕方ないでしょ」という態度を崩さない夫。
言い合っていると、長女がわたしの側によってきてこう言いました。
「かぞくかいぎ、いやなんだけど」
「え?なんで」
「だって、ママがぜんぶ決めるから」
あまりのショックに、しばらく言葉が出ませんでした。
パパがいないときはママに協力して、言うこと聞いてね。
そう言い聞かせていましたが、まさか娘に「ぜんぶママの良いようにしてる」と思われていたとは…。
夫の不在が続き、わたしも娘もパパのいない生活に慣れてきた今日この頃。
それでも、育児の大変さに変わりはありません。
保育園の送り迎えに連絡帳に翌日の準備に食事作りにお風呂に着替えにトイレに投薬に通院に…。
いくら工夫しても、何一つ思い通りにいかない毎日。それでも私しかいないからと、色々なことをぐっと飲み込んで過ごしていました。
それなのに、家族は誰一人私の辛さに気づいていない。それがとてつもなくショックでした。
夫にも娘たちにも、何かをしてほしいと思っているわけじゃない。
出来ないことがあることは分かっているし、家族のために頑張ることがいやなわけじゃない。
そうではなく、わたしはただ、分かって欲しかったんだと思います。
一人で頑張る辛さや、家族のことを思って努力していること、それをちゃんと家族にわかってほしい。
ただそれだけなのに、伝わらないのがもどかしい。
わたしに必要なのは、解決策を考えることではなく、感情を受け止めてもらうことなんだと思います。
長女にも「こうしてほしい」と要望を言うのではなく、「ママ辛いんだけど、どうしたらいい?」と聞いてみたら、一緒に考えてくれたのかもしれません。
家族だからこそ、「こうすべき」「こうした方がいい」と行動ではなく、もっと気持ちで話した方がいいのかも。
今度は会議ではなく、ただお互いの気持ちを話すだけの時間を作ってみようと思います。
伝えるって、本当に難しい。
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