私があなたを癒す(治す)のではない
癒しはあなたの内側からのみ起こる

ヨガのクラスを、お伝えする時には、こんなことを心に留めていたりします。

私が誰かを癒しているのではない。

その人が体験するものは、全てその人に委ねられている。

これは、「ヨガニードラ」というヨガの技法のセラピスト講座を受講した時に学んだことで、ずっと大切に心の中に置いている。
当時、なんだか少〜し勘違いしていた私にとって、すごく染み渡った考え方でした。
「誰かを治す」なんてことはなく。同じように「誰かを変えること」も出来ない。
出来ることがあるとしたら、本人が変化を求めている時に、そこまでの道のりの、お手伝いをすること。

世の中は、自分自身しかコントロール出来なくて、さらに自分自身のことさえも、すべてはコントロールできない。

こういった考え方も私のヨガの恩師であるサントーシマ香先生から学んだもの。

本当にそう思う。
例え、近しい人でも「癒す」ことは出来なくて、出来るのは「寄り添う」ことだけなんだということ。

<via Youtube>

この曲 「Fix you」は
そんな内容とは少し違うけど、とても好きな曲。

元々はバンドのコールドプレイの曲なのだけど、このサム・スミスのカバーが個人的にとても良いんです。

実際には、そんなことは出来ないとしても、大切な人が抱えている苦しみとか、悲しみとかを少しでも、「Fix you」-治してあげたい-
という人間らしい心が出てくるくらい
誰かを大切に想う気持ちを持つことは美しいのかな。と思う。

「Fix」には、「固定する」だったりの意味もあるので、この曲の和訳では
「I will try to fix you」を「僕が君を支えるよ」と訳している方も結構いて、その方がしっくりくるなぁと思ったりもしました。

そして何よりも。大切な自分自身にも、同じように「寄り添う」ことも出来ますように。