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2022年、クリスマス③ドイツの家庭のクリスマス(12月25日)


12月25日、クリスマスの頂点の日です。
ドイツでは25日と26日は祝日でお休みです。

友人の家のクリッペ(キリスト生誕の様子を人形で表すもの)。先祖代々伝わるものだそうです。


前日に仕込んだガチョウが焼き上がりました。


今年は料理に合わせたワインを選ぶのではなく、基本的にワインに合わせた料理を考えたそうです。


上記のワインに合わせた前菜。
赤蕪と山羊のソフト・チーズ。



と言っても、ガチョウの詰め物は定番。
この家では父親が肉を切り分けます。


付け合わせは、これも定番の紫キャベツ、栗、クネーデル(ダンプリング)です。


メインが終わったところで、このワイン。


デザートはマンゴーに生姜風味のマスカルポーネ・クレームをかけたもの。



下のワイン!!!
カベルネ・ソーヴィニヨン・リゼルヴァ。

それまでのワインも素晴らしかったのですが、このワインを口にした瞬間、別格の美味しさに、のけぞってしまいました。
値段を訊いたら、1本約100€らしいのですが、問題は、お金を持っていても買えないことです。
1800本のみの限定で、ワイナリーの社長が選んだ人にしか渡さないそうです。

確かに、ネットで調べると、「在庫なし」の表示が出ています。

やはりね・・・そんなに簡単にお目にかかれるワインではない。

南チロルのワインは、知る人ぞ知る。
加えて、良いものは一見さんでは無理。

私自身は下戸ですが、美味しいワインはいただきます。

たくさん飲めないからこそ、いいものをいただきたい。

厳選したものを気の合う人たちとじっくり楽しみたい。


2020年以来、コロナ禍でなかなか集まることができませんでした。

今年は戦争も始まり、まだまだ先が見えません。

この先、何があるかわからない。

だからこそ良いことを先送りにせず、楽しみたい。

限定は集中。

そんな思いをことさら強く抱いたクリスマスでした。

FOTO:©️Kishi

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