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Münchner Philharmoniker 10.12.23 コンサートの記録:マンフレート・ホーネック指揮ミュンヘン・フィル(ミュンヘン・イザールフィルハルモニー)

ずいぶんご無沙汰しました。
インスタグラム(@chihomi_kishi_kcmc_music)をご覧の方はお分かりかと思いますが、日本に行っており、noteへの投稿をお休みしていました。

さて、ドイツ、特にミュンヘンは1週間前、大雪に見舞われたのですが、私が帰国してからは気温も緩み、積もった雪も名残をとどめているだけです。
イザールフィルハルモニーの前も、今日は上の写真のような状態でした。

こちらはホールの横。小さなツリーには電飾があります。

ホールの中。
今日、12月10日はアドヴェンツ第2日曜日です。

さて、ミュンヘン・フィルのコンサートはポペルカ指揮の予定でしたが、急病でキャンセル、代わりにマンフレート・ホーネックが飛び込みました。ホーネックはピッツバーグからミュンヘンに急遽飛んだそうです。

それにしても、代役がホーネックというのも贅沢な話です。

ちなみに指揮者やソリストの急病によるキャンセルは珍しい話ではありませんが、代役に誰を立てるか、プログラムをどうするか、はたまたコンサートをキャンセルして返金するかなど、その対策ではオーケストラ・マネージャーの力量が問われます。代役については、もちろん運もあります。

ポペルカは今回がミュンヘン・フィルへのデビューだったので残念でしたが、代役がホーネックであれば、誰も文句はないでしょう。

プログラム。


ただし、予定されていたプログラムのうち、最初のコダーイは演奏されず、あとはそのままでした。

コンサートが始まる前、オーケストラのマネージメント部門の担当者がステージで
「ポペルカさんの指揮デビューはなるべく近いうちに実現します。またコダーイの曲も近々に演奏します」と挨拶しました。

こういう挨拶も大事ですよね。

また、ゲルシュタインはアンコールにリゲティ作曲《虹》(ピアノ練習曲)を弾いたのですが、これもまた素晴らしい演奏とアイディアでした。

というのもリゲティは今年生誕100年、今日演奏されなかったコダーイ、そしてゲルシュタインが弾いたピアノ協奏曲の作曲者バルトークと同じ、ハンガリー出身だからです。
このアンコールがキャンセルされたコダーイ作品の穴を十分に埋めた印象でした。

演奏後のゲルシュタインとホーネック。

ドヴォルザーク演奏後、聴衆の喝采を受ける。ブラヴォーが飛びました。

その後、オーケストラからの賞賛を浴びるホーネック。

ステージ後ろの聴衆にも挨拶。

FOTO:(c)Kishi

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