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海外駐在の仕事とは?

こんにちは!今日も来てくださりありがとうございます。

私のニックネームにも海外駐在、とありますが、いったいどんな仕事?というお話です。

1.海外で働く方法

✔海外の企業(海外の日本企業も含む)に海外で雇用される

✔日本企業の海外支社・工場に日本から派遣される

場合の二つがあると思います。(もし、他にもあれば教えてください)

私は後者の場合で、日本の本社から期限付きで派遣されている駐在で、以下では駐在のことについてもう少し書いていきます。

2.駐在の目的

非常にざっくりいうと、以下の2つの面があります。

✔意思疎通手段

ここでは文化の違う現地組織に対し、日本(本社)の方針や意思を展開し、理解し行動してもらう。逆に現地組織の方向性や考えを本社に展開し、承諾を得る、協力を取り付けるetc.....  役割を担います。加えて 意思疎通とは若干異なりますが、日本のグローバル企業で、KPIレポーティングツールがグローバル統一のものがない場合、駐在員経由で情報集めたり、確認したりするケースもまだ多いと思います。

進出から期間を経ると現地の人材育成が進み、日本の考え方や本社の考え方を理解している現地社員も増えるため、駐在員の仕事を現地社員に置き換えるケースも出ています。またレポーティングツールを整備し、情報収集のための駐在員の役割も減る傾向にはあります。

✔スペシャリスト

設計、製造等のスペシャリストの方を派遣して、現地の仕事を拡大してもらう、現地社員の育成を行う場合です。以前は多かった印象ですが、今は現地社員の育成が進み、減少しています。

✔人材育成手段

日本(本社)のキーとなる若い人材を海外に派遣して、知識、経験を積んでもらい、帰任後次のステップ(主に管理職)に進んでもらう。

最近はこちらのケースの方が増えている感じです。

3.期間

3-5年というのが多いかな、と思います。会社の方針で長期5-7年もしくは期限定めず駐在開始する場合もありますし、海外駐在をはしごする(海外拠点→海外拠点への異動)方針の会社もあります。

私は3年の契約です。同じ会社でも5年の方もいますので、ポジション、業務内容、会社の期待、費用で変わってきます。

海外駐在は会社が負担するコストが非常に高いこと、現地の人材育成が進んだことで駐在→現地社員に変わっているケースも増えていますので、駐在期間の短期化傾向は進むと思われます。

4.仕事

一部のスペシャリストの方を除いては、現地での自分の仕事と日本とのコミュニケーション(指示、報告、要請等)、日本から来た指示や要請を現地社員に展開したり、一緒に検討を行う形が多いと思います。両方の間に入るので、板挟みになることもあります。その分視野が広がります。(私はそうでした)

日本とのコミュニケーションは駐在のキーの仕事ではあるものの、やはり現地社員や外部関係先との仕事が主になってきます。日本語が十分に伝わる環境でなければ、語学やコミュニケーションスキルはあった方が良いと思います。

5.苦労していること

一番苦労しているのは、日本の指示をこちらに展開する時です。日本だと上位方針、という名目で政治的且つ論理的説明がない(もしくは非論理的)な指示を出すことがありますが、政治的な意図をくみ取ったり、論理的でないものを受け入れてくれる現地社員や外部関係先は少ないため、ここの説得が非常に大変です。

今回はコロナ禍に赴任しており、赴任後社会全体がホームオフィスが主になってきました。外部関係先や社員ともほとんど会えず、オンラインか電話で仕事なので、人となりがよくわからない中で仕事進めていくのは難しさを感じています。逆にオンライン使って、こちらの人と一緒に仕事をする、スキルは向上したと思います。

現地語は話せませんが、英語が通じるので、仕事をする上での語学面での苦労はほぼありませんが、日常生活では現地語が話せると入る情報量、作れる人間関係がぐっと増え、生活が便利で彩られたものになってくると思います。

まとめ

✔海外で働く方法の一つが海外駐在。日本から期限付きで派遣される

✔駐在員制度の目的は意思疎通手段、スペシャリストの能力発揮と後進育成、若手人材育成

✔期間は3-5年が多い。期限なしや海外→海外のケースもあり。

✔仕事内容は日本と現地のつなぎに加え、現地での仕事。

✔異文化の仲立ちをする仕事なので、日本と現地の板挟みが一番苦労するところ。オンライン業務も苦労しているが成長のポイントでもある。


ここまで読んでくださりありがとうございます。


ではよい一日を!



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