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おうちで中華 - 老北京涮羊肉(本格北京式・羊肉しゃぶしゃぶ)

日本でしゃぶしゃぶと言えば牛肉や豚肉が一般的だが、中国で最もメジャーなのは羊肉しゃぶしゃぶだ。中でも、今日紹介する老北京涮羊肉(本格北京式・羊肉しゃぶしゃぶ)は、単純にして至高の存在である。


老北京涮羊肉 
lǎoBěijīng shuàn yángròu

老北京涮羊肉(本格北京式・羊肉しゃぶしゃぶ)

炭火の銅鍋でぐらぐら沸かした湯の中で薄切りの羊肉を泳がせて、胡麻だれをつけて食べる。これだけのことなのに、異様に旨い。北京で涮羊肉を食べて羊肉愛に目覚めた人を何人も知っている。かくいう僕も、二十数年前の北京で食べて、背筋に稲妻が落ちたかのような衝撃を受けた。

その涮羊肉を、今回は再現する。さすがに炭火の銅鍋や捌きたての羊肉は再現できないので、具と胡麻だれとベースのスープを本格北京式にする方法をご紹介したい。ここを押さえれば、本場気分を味わえる。

色が変わればOK。ものども、かかれーっ!!

中でも重要なのが、胡麻だれだ。本場でも店ごとに調合が異なり、胡麻だれの旨さを各店が競い合っているほどである。今回は、北京のとある老舗のレシピを参考に、家庭でも再現しやすいものにした(珍しく分量付き!)

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日本のしゃぶしゃぶの胡麻だれとは全くの別物なのだ!

驚くほどすんなり胃袋に収まっていくので、羊肉はたっぷり用意することをオススメする。このときは、大人2人+幼児1人で900gをペロリだった。

これで300g。この3倍用意したが、ペロリ。
羊肉のダシが出たところで煮込む白菜やキノコが旨い。
酸菜(白菜の漬物)で味変。酸味とコクが増して、これまた旨い。
胡麻だれをからめて食べる春雨は後半のクライマックス!

さあ、よだれが湧いてきただろうか。「でも、もう冬は終わったよ」という人、それは違うぜ。本場では、四季を通して涮羊肉を食べる。旨いものはいつ食べたって旨いのである。

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