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加藤諦三先生、コロナについて語る

加藤諦三先生がロンブー淳さんのラジオにゲスト出演された回のラジオがYouTubeにあがっていました。
もう年末ですが、今年の4月に放送されたものです。

とても貴重な回で、コロナ騒動のことについても言及されていましたので、仰ってることをかいつまんでみました。


• 人間の悩みの本質は何千年も前から変わらない
• 人間の唯一の義務は自分自身になること

• 学歴は人を救わないが学問は人を救う

• ギリシャ神話時代から哲学者や歴史学者がずっと答えを書いてきているのに読まないで、魔法の杖をさがしている。

• コロナで自殺者が増加というが、自殺者を経済の困窮と簡単に結びつけてはいけない。コロナはどこにも怒りを向けられないので、自分に直面する機会になっている。自殺は他殺。

• コロナと闘う勇気=自分と向き合う勇気で、その能力を我々人間が失いつつあるということが一番の危機。

• 多くの人が自分の抱えた感情や危機的に対して極めて鈍感で、政府や誰かがいつかはどうにかしてくれる待っている。障害が消えると思っている。何かが助けてくれると、魔法の杖を求めすぎた。魔法の杖はない。

• 決断出来ない状態が長引くことを躊躇ノイローゼと言い、日本は今ソフトなノイローゼ状態。

• 政府が考えている以上に大変な困難な時期。正義と正義が対立矛盾する状態を解決するという課題が、歴史上もっとも難しい課題といわれているが、その事を、政治のリーダーが理解していない。

• コロナの問題と経済の問題をどう両立するか、という安易な議論はとんでもないデタラメな話で、2つが正しいことというのは中学生でも分かること。そこの両立を前提として議論をしていて答えが出るはずがない。

• 大人というのは二つの対立矛盾するものをどう解決していくかを議論するもの。正しいことというのは一つではない。

• 平和主義者が戦争を阻止できるのならば、こんな楽なことはないが、戦争の原因をつくったのが平和主義者ということも歴史を見ればあり得る。

• 暴力団が悪いことは皆知っている、でも暴力団はなくならない。そんなことは皆分かっている。

• 自分を磨く姿勢のある人は、初めて魔法の杖的な発想から抜け出せる。


• 政治家なら、この国難を脅威と見なすのではなく、もっともやりがいのある仕事として捉える人でないと乗り越えられない。その政治家の姿勢がない。

• 心理的に病んだ社会がコロナの危機に対応している事態になっているので、「なぜ、心理的に病んでしまったか?」その根本のところを理解しないと解決に至らない。

• 今の特徴は、安易な物事の解決を望んでいるということ。それは神経症の特徴でもある。
• 安易な解決は事態を悪化させるだけで、本質的には何も解決しない。今必要なのは修羅場をくぐる闘う能力。

• 人間は生きるようにプログラムされているので、幸せになるようにプログラムされているわけではない。その基本的な人間観があってその上で色んな政策が出てくるなら良いが、なんでもかんでも両立するというもっとも安易な考え方で物事に対処しているから事態は悪化していく。

とのことです。
ロンブー淳さんも、とても上手に諦三先生の話を要約されていました。ぜひ動画を見てみてください。

ラジオパーソナリティという立場上、言えないことも沢山ある中で、分かる人にはかなり斬り込んだ内容だったように思います。

諦三先生は太陽星座が水瓶座です。

太陽水瓶座のキーワードは、
天才 常識にとらわれない考え方 
個性を大切にする 人類愛 などです。それでいて才能を誇示しない。

昔のインタビューで、諦三先生は
「とにかくどこでも思いつくままに文章を書いていて、ホテルのロビーの床でも書いていた」と仰っていていました。普通ではない。

そして水瓶座の時代に突入して、諦三先生が一生懸命蒔いてきた種が、時代を経てあちこちで花を咲かせているように感じます。木星星座も水瓶座。

確固たる言い切りの文章が特徴の諦三先生は、水星星座が山羊座。読む人が読むと心が痛くなることもあるかもしれませんが、私は真実を理論立ててズバズバ仰られる感じが癖になり、何冊も本を読みました。

人生83年間を生きておられる加藤諦三先生。これからも鋭くも優しく響くお声を聴きたいです。

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