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【ブランド広告の本質】『いいちこ』が宣伝部を作らずに3億から500億のブランドになった話

先日の記事がnote/twitter/newspicksでもシェアしていただいております。
『資産になるブランド広告』と「消費されるキャンペーン広告」の違いについて

では、どんなブランド広告が良いかは『いいちこ』の広告を「ブランド広告」として紹介しております。 

こちらの記事で、広告を打っていなかった三和酒類さんが、外部のアートディレクターの河北さんに頼んだ経緯が記事になっています。
経営にとってデザインとは何か。- ほぼ日刊イトイ新聞

印象的なのが、この記事の中で、三和酒類の西 太一郎さんに、河北さんが最初に話した2つ事です。

1つは、クライアントとデザイナーの関係がイコールである事
クライアント>デザイナーではなく、対等な関係を最初に定義した事です。

2つは、宣伝部をつくってはいけないです。
これは短気的な売上や、商品プロモーションのためブランディングをブラさないためです。

これがブランド広告の本質的な言葉です。

30年間「いいちこ」というブランドイメージを積み重ねてきた厚みは、簡単には崩れない事です。

なぜテレビCMではなく、何百枚というポスターを選んだかの理由もあります。

詳しくは、元記事が素晴らしいので読んでいただきたいですが、

ブランドは『認知=体験』が同じ事によって、信頼が生まれ、一貫していることで強いブランドになっていきます。その30年の積み重ね=ブランドが、急に崩れる事はありません。

今の広告代理店のような、数ヶ月事に変わるキャンペーンをしていたら、このイメージや体験の信頼を積み重なっていきません。

クライアントとデザイナーが対等な立場で、ブランドとして、広告と体験を一緒に作り続けて、何十年、100年後を考えて積み重ねていくブランドへの投資です。

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