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採れたて田舎野菜は、有難い。

 先般、親しい知人が、採れたての田舎野菜を持ってきてくれた。

 泥付きの玉ねぎ、パンパンした茄子と苦瓜、そして色んな形のピーマンとオクラ(冷凍済み)。どれを見ても不揃いなところがとても良い。

 体裁を気にする日本では、長さも太さも重さも均一でなければ商品価値がないとされるが、機械製品ではないのだから、そこまで美観に拘る必要はなかろうと。

 以前のテレビ報道で、フランスのパリにある生鮮食品売り場で、不揃いコーナーがあり、皆、普通に農家直送野菜を買っていた。小さな傷もの野菜や変形野菜でも、ちゃんと調理すれば味も栄養も変わらぬはずである。

 虫などを殺してしまう農薬(劇薬)で消毒することで、美観を保てるものの、生き生きとした野菜であるかとは、そうとは言い難い。特に、ワックスで磨かれた果実を見ると、食欲が失せてしまう。

 玉ねぎはよく出来た野菜で、採れたてでも、吊るして熟成さてても、甘く美味しく頂ける。洋食でも和食でも中華でも、玉ねぎの活躍の場はとんでもなく広い。

 苦瓜は子供の頃は逃げていたが、最近は、その苦さがお気に入り。沖縄名物のゴウヤチャンブルーにして食したくなるほどの大玉である。

 茄子の色もよく、ぱんぱんに張っている。焼いても良し、煮ても良し、カレーにも相性が良く、味噌煮もオカカと醤油にもばっちりの優れもの。

 熊本には、大阪吹田市名物の水茄子のような丸っこいものは見られないが、写真下のように長茄子が一般的な茄子として店頭で販売されている。

 ピーマンはサッと焼いて、赤牛ハンバーグと一緒に食せば最高に旨い。ナポリタンにピーマンを使えば、独特な苦味の刺激があり、パスタ料理を引き立てる。 

 このような旬鮮採れたて野菜を毎日食せる生産農家の方が羨ましいが、野菜を作る・育てるは大変な作業なのだろうと。

 明日は、これらの野菜に順番を付けて、色んな料理で活躍して頂こうと考えている。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。