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イギリスから友来たる。・・・娘の一言に、腰抜かす!

 数年前に、突然Messengerに電話が掛かってきた。イギリスの友人からである。念願の日本旅行で熊本にも立ち寄りたいので、是非会いたいとの事。

 あまり沢山食べれないけれども、日本食が希望だと言う。そこで、熊本ホテルキャッスルのマネージャーに連絡を取り、同ホテル1階奥座敷『細川』を予約することにした。

 日本人であれば何も心配することなく、さっさとメニューを考えるが、果たして刺身などを9歳の娘が食せるかどうかが問題だ。しかし、折角、東京から南下して熊本へ来るので、熊本の食材を十分楽しんでもらえるようなメニューにしてもらった。

 父親はとてもシャイで、寡黙である。しかし、表情は豊かで、常にニコニコしている。母親と娘との会話は勿論英語であるが、娘はとてもスローな語りだが、滑舌が良く、筆者を質問攻めにするほど話し掛けた。

 歴史的なことや、目の前の料理食材も珍しいのか、一つ一つ質問して行く。宴もたけなわ、もらったお土産を触りまくっていた娘に、最後に筆者が質問することに。

 「次は、いつ熊本に来る?」と聞けば、間、髪を入れず、「18年後に家族と一緒に来ます!」と答えたのである。18年後とは遠い話だが、その理由を尋ねれば、「医者を目指しているので、医者になって、家族を連れてきます!」と言うのである。

 なんとまあ、オマセな娘だろうと思ったが、その目と表情、そして言葉のトーンが本気モードだったので、娘のその一言に腰を抜かしたのであった。もし、筆者が9歳の同い年で、同じ質問を受けたとしたら、「来年来ます!」程度で笑って誤魔化していたに違いない。

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