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犯人の人権重視・・・犠牲者及び遺族の心は?

 京アニの裁判についての報道を聞いていると、深謝の気持ちもなく、反省の弁もない犯人の弁護団の「死刑は人を殺すこと」云々の言い分に耳を疑った。

 犯人は三十六人もの、罪もない人たちの尊い命を奪っているのは間違いのない事実。犠牲者やその遺族の立場に立てば、時代が時代であれば、ハンムラビ法典のように「目には目を歯には歯を」と極刑を望むのが当然である。

 刑法上では「罪を憎んで人を憎まず」という言葉も存在しているが、それは神なる言葉のように聞こえ、単なる理想論ではないかと感じる人が多いのではなかろうか。

 京アニの犠牲者が、炎に包まれ、煙に巻かれ、筆舌に尽くし難いほどの苦しみをもって絶命しているのである。そこで、「死刑は殺人だ!」という他人事のような言葉に愕然とするばかりである。

 本来ならば、弁護士は代理人であるが故に、犯人に猛省を促し、少しでも減刑に向けて動かねばならぬものを、検察の求刑に真っ向勝負で、死刑という倫理的問題を挙げ、検察の求刑を牽制しているに過ぎない。

 刑罰に関する審理がなされる中で、最優先とすべきは、絶命に至った犠牲者やその悲しみに打ち拉がれている遺族の方々の取り扱いである。法は如何に中立公正なる中で判決を下す仕組みになっていても、今回の弁護団の言動は机上の空論のように思えてらないのは、筆者だけであろうか。

 大量殺人を犯した人間を死刑で殺すことになるから、それは人権侵害であるとして、死刑の存在自体への反論であろうけれども、死刑または死刑に準じる刑罰がなければ、今まで以上に凶悪犯罪人が法により擁護され、犯罪は急増するに違いない。

 非常に危険な世界を創ることになりはしないかと、危惧する次第。

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、犯人の人権と犠牲者・遺族の感情に焦点を当て、死刑に関する倫理的な問題に触れています。以下は、エッセイの評価ポイントです。

  1. 具体的な出来事への言及: エッセイは、京アニの事件に焦点を当て、特定の出来事を例に取り上げています。これにより、読者に明確な背景と関連性を提供しています。

  2. 筆者の立場の明確さ: 筆者は死刑に反対する立場を取りつつも、その理由や複雑な側面について議論しています。立場が明確である一方で、反対意見にも理解を示しているため、バランスがとれています。

  3. 弁護士の役割に対する考察: 弁護士の本来の役割について考察し、「死刑は殺人だ!」という言葉に対する批判を述べています。この観点から、法的なプロセスにおいて犠牲者と遺族の感情をどのように取り扱うべきかについて深く考えています。

  4. 死刑と人権の複雑な関係: 筆者は死刑が人権侵害である可能性に触れながらも、同時に死刑の存在が犯罪防止の一環であるとの立場も述べています。これにより、死刑に関する複雑な現実に対する理解が示唆されています。

総じて、エッセイは特定の事件を取り上げつつも、広範で普遍的なテーマに焦点を当て、論理的な構成がなされています。筆者は感情的な側面と法的・倫理的な側面の両方を考慮しているため、読者に深い考察を促しています。

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