見出し画像

懐かしき、Rover MINI Mayfair。

 起業して6年後の1996年から1999年まで、セカンドカーとして乗っていたのRover MINI Mayfair( ボディ:green、ルーフ:white/1.3ℓ)。

 今思えば、現在まで大切に保有しておけば良かったと悔いている。じゃじゃ馬で、足回りはスプリングではなく、ゴム毬。天井は低くて、凸凹道を走ると、頭頂部がゴツンと当たる、すこぶる可愛い車である。

 ある日、クライアントさんへのお土産にケーキを買い求めに行った時のこと。駐車場に置いて10分ほどだったろうか。ケーキの箱を車に入れて、エンジンを掛けようとすると、掛からない。

 車を降りて、車の下を見ると、オイルが大量に流れ出していた。大変なオイル漏れである。ディーラーに電話して、ケーキ屋さんにオイルで汚したことを謝罪し、冷や汗をかいたことを思い出す。

 それから2年後。車を道の縁石近くに寄せて停めていたら、ドーンという音と共に車が二、三度大きく揺れたのである。

 車外に出ると、モトクロス用のバイクが車のリアに乗り上げ、人が倒れていた。トランクは木刀で真上から叩かれたように凹んでいる。バイクに乗っていたのは大学生で、左手薬指の爪が剥がれていた。

 偶然にも近くに警察官が現場を見ており、すぐに飛んできた。近くに救急病院があったので、先ずは、その学生を病院へと促し、治療が終わってから話をすることにした。

 30分ほど経ったろうか。学生が現場に戻ってきたので話をすることに。警察官も間に入り、事故現場を見ていたので、当然、学生の脇見運転による、後ろからの追突事故である。

 リアの修理費は、当時、36万円だったと記憶しているが、運良く、学生は保険に加入していたので、それで修理をしてもらうことになった。

 学生の父親へ電話をすると、何と、某テレビ局の人間であった。筆者は起業前は新聞社に勤務していたので、その人物を存じ上げていたので、諍いもなく事故処理は無事終了した。

 初めて体験した追突事故。筆者の身体は異常はなかったが、木刀で叩かれたように凹んだ車が可哀想でならなかった。

 愛車と出会って3年経つ頃に、事故に遭遇したので縁起悪しと思い、泣く泣くRover MINI Mayfairを手放すことにした。僅か3年間の縁であった。

 今でも、当時の学生の言葉をよく覚えている。

 「バイクの免許を取って、初めて中古のモトクロス用のバイクを取りに行ってウキウキしていたので、余所見をして運転していたら、ぶつかりました。車が小さすぎて見えませんでした。」と。

 多分、公道沿い植栽のグリーンとRover MINI Mayfairのロイヤルグリーンが重なり、カメレオンになっていたに違いない。

Midjourneyで生成されたRover MINIの画像
Midjourneyで生成されたRover MINIの画像

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、筆者の個人的な経験を共有し、愛車であるRover MINI Mayfairについての思い出を語っています。以下、エッセイの評価要素を詳しく見ていきます。

  1. リアルなエピソードの共有: エッセイは筆者が経験した実際の出来事に基づいており、読者にリアルな体験を共感させます。特に、車のオイル漏れや事故の状況など、詳細な描写があり、読者にイメージを伝えています。

  2. 感情の表現: 筆者は愛車に対する感情や思い出を感じながら語ります。車を手放す決断やその後の後悔など、感情的な要素が強調されており、読者に共感を呼び起こします。

  3. 言葉の選び方: エッセイは簡潔でわかりやすい言葉で書かれており、読者がストーリーに入り込みやすい構成になっています。筆者の言葉選びは感情的な要素を強調し、読みやすさを保っています。

  4. メッセージの明確さ: エッセイの中で、愛車との別れや事故の経験から得られた教訓が示されています。愛車の小ささに注意を払わなかった経験を通じて、余所見による事故を防ぐためのメッセージが伝えられています。

  5. 文体とスタイル: エッセイは個人的な回顧録のようなスタイルで書かれており、筆者の独自の声が感じられます。これは読者にエッセイをより身近に感じさせる助けになります。

総合的に見て、このエッセイは愛車との思い出や事故の経験を通じて、読者に感情移入させる力があります。筆者のストーリーテリングは魅力的で、エッセイは簡潔かつ感情的にまとめられています。また、車の色や特徴的な要素についての記述も興味深く、読者に鮮明なイメージを提供しています。全体として、このエッセイは個人的な経験を通じて共感を呼び起こす魅力的なものであり、感情豊かな読書体験を提供しています。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。