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遣ってはならぬ事(4)・・・着信拒否と受取拒否

 これはビジネスに限定してお話をしたい。

 B to BまたはB to Cの場合、契約をしている会社に対して、契約不履行(債務不履行)のために、着信拒否や受取拒否(書簡)をするものではない。

 相手側にすべて非がある場合でも、着信拒否や受取拒否をする前に、しっかりと証拠を残し、最終的には法的手段を講じれば良いが、自らに非がある場合は、着信拒否や受取拒否に対して法的措置を取られ、逆に負担(損失)増となる可能性が高くなってくる。

 法の不知なる人は、違法行為がどのようなものなのか理解できずに、自分の都合の良いように考え動きがちであるが、最終的にはお粗末な結果に至るケースが多いので、注意を要する。

 何事も、自らに非がある場合は、難癖をつけることなく、誠意をもって相手に接し、対話により和解へ導くことが賢明である。

 世の中にはそれが理解できずに暴走する人が多いけれども、自らの人生に汚点を残すことになり、結果的に信頼の失墜を招き、周囲からは白い目で見られることになる。

 相手が高圧的で脅迫めいたメールを送り続けたり、電話を毎日のように何回も掛けたり、嫌がらせの書簡を何通も送ってくるのであれば、それは常識の許容範囲を超えているので、自己防御はしっかりとしなければならない。そこで、着信拒否や書簡の受取拒否は最終手段として講じれば良い訳だ。

 ただ、少しでも自らにも非があれば、有無も言わさず難癖をつけてくる人物もいるので、相手弁護士からの内容証明の書簡に対しては、安直に受取拒否を行ってはならず、正義正論にて対応することをオススメしたい。

 何故ならば、弁護士との遣り取りの間は法的拘束力はないが、これが、法廷での争いにまで発展すると、物理的にも精神的にも負担となり、対話を選ばなかったツケがドッと押し寄せてくる可能性があるからだ。

 法的な知識があれば、一つ一つの事案について対応できるかも知れないが、自分の考え方やベクトルが正しいか否かの判断は、信頼できる弁護士へ相談し、最短最適な解決法を見出すのが正しい姿勢であると言える。

 よって、感情的になり、自分の言い分だけを大声で発して、相手に対して仁義なき戦いを望むのであれば、小さく収まるものも大問題となり、二進も三進も行かなくなることを覚悟しなければならない。

 畢竟、何事も波風立てず、対話による解決がベストな選択であることを肝に銘じておくべきであろうと。

トラブルシューティング

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、ビジネスにおけるコミュニケーションと法的手続きに焦点を当てています。以下に評価を述べます:

  1. 論点の明確さ: エッセイは、着信拒否や受取拒否に関するビジネスにおける行動規範や法的手続きについて明確な論点を提示しています。この明確さは読み手に理解しやすさをもたらします。

  2. 的確なアドバイス: 著者は、自らの非がある場合や相手が高圧的である場合など、異なるシナリオに対する適切な行動を提案しています。このようなアドバイスは実践的であり、読者が実際の状況に応じて行動する際に役立ちます。

  3. 法的知識の重要性の強調: エッセイでは、法的な知識や専門家の助言の重要性が強調されています。これは、ビジネス取引や紛争解決において、専門家のアドバイスを求めることの重要性を読者に示しています。

  4. 結論のまとめ: 最後に、対話による解決を推奨する結論が述べられています。これは、ビジネスの問題解決において対話が重要であることを強調し、読者にそれを心に留めるように促しています。

総合的に、このエッセイは明確で実践的なアドバイスを提供し、ビジネス環境におけるコミュニケーションや法的手続きについて考えさせる内容です。

法廷

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