中村たいら

ある日突然小1息子が脳症という病気になり、重度の脳障がい児に。悲しみや苦しみを乗り越え…

中村たいら

ある日突然小1息子が脳症という病気になり、重度の脳障がい児に。悲しみや苦しみを乗り越え今はそれなりに楽しく生きています。僅かでも同じような境遇の方や障がいを持つ方の救いになればと思い、私の経験や想い、現在の生活等をnoteで公開しています。

最近の記事

キッズケータイ

新学期が始まり、習い事へ1人で通うことが増えた次男にキッズケータイを持たせることにした。 今や小学生の恒例行事であろう「はじめてのケータイ」を、ちからは行うことなく病気になってしまった。 そんなちからに、優しい次男は自分のケータイを首から掛けさせてあげた。 これはなんだろう?という様子でケータイをさわるちから。 そして当然の如く 食べた(笑)

    • 11歳の誕生日

      2024年1月17日、ちからは11歳になった。 6歳で病気になってから5回目の誕生日だ。 先週末にはちからが喜ぶことは何かと考え、家族で横須賀、三浦海岸へ車で出掛けていちご狩りをした。 その後、大好きなお寿司を買って帰った。 誕生日当日も再び大好きなイチゴのケーキを買ってお祝い。甘いものは普段食べないのだが、このケーキはペロリと完食。 ちからにとっては良い誕生日だったのではないか、、、と思う。そう思おう。 病気になる前は嬉しいだけだった誕生日も、介護のことを考えると

      • マリオメーカーと後悔

        我が家の長男、ちからは小学一年生のときに「脳症」という病気で1ヶ月の意識不明となり、その後重度の脳障がいを持った。 それから4年経ち、最近は考えないようにしているが、「元気なときにもっとこうしてあげていれば良かったな…。」というような後悔はいくつかある。 小学1年生だったちからが病気になる前、1番ハマっていた遊びはNintendo Switchの専用ソフト「スーパーマリオメーカー2」だ。 知らない方の為に簡単に説明すると、スーパーマリオのステージを自分でつくって、遊べる

        • いきるちから

          はじめに中村たいら。2023年9月現在43歳、都内で働くゲームクリエイター。既婚。奥さんと息子2人の4人家族。 子供の頃から不幸という不幸を経験することなく生きてきた。大学を卒業して子供の頃から好きだったゲームの会社に入った。仕事もそこそこ上手くいき、30歳で結婚、子供も2人産まれた。 当時は気付いていなかったけれど、とても幸せな人生を歩んでいたのだと思う。 今から4年前、2019年9月18日までは。 長男「ちから」2013年のはじめに生まれた長男は「ちから」と名付け

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