見出し画像

#036【放射線治療30日目】最後の入院。最後の抗ガン剤

2019年5月8日

久しぶりの更新になった。相変わらず不具合は大きいが、連休後半の4日間は放射線治療も休みだったので、体調も緩やかに回復して比較的楽に過ごすことができたように思う。やはり放射線を受けなければ口内炎は収まってくるようで、口腔内での広がりも一番酷かった時に比べて今では半分程度しかない。たった4日間放射線から離れるだけでこんなに変わるのか、これは治療が終わったら口内炎からは意外と早いうちに解放されるかもしれないぞ、なんて淡い期待を抱いてしまう。さてどうなることやら。

しかしその代わりと言ってはなんだが、新たな問題が生じるようになった。首の周りの皮膚がドス黒く変色してきて、あたかも急激に日焼けをしたような状態でめくれてきて、服と擦れてこれがなかなかに痛い。これもまた放射線の影響だ。本当はもっと早いうちからこの症状は出るらしく、担当医からもそれは言われていたのだけど、ずっと自覚症状もなかったので俺の場合は出ないのかなーなんて呑気に構えていたら、最後の最後で出てきやがった。Tシャツの丸首でもこすれて痛いし、襟のついたシャツなどはかなりキツイ。治療終了まであと1週間なのに、最後の最後で地味にダメージを重ねてくるやつが出てきてショック。何が何でも穏やかに終わらせるつもりがないんだな、ちくしょう。

そう、ついにあと1週間で長かった治療が終わるのだ。しかしその前に最後の山場である抗ガン剤の入院が明日から始まる。全ての治療の集大成と言ってはなんだけど、放射線30回に加えて前回までの2度に及ぶ抗ガン剤で俺の身体にはなかなかのダメージが蓄積されている。少しずつでも回復しつつあるのは確かだけれど、3回目の抗ガン剤で俺のガンにトドメを刺すことができるのか、それともミイラ取りがミイラに、俺の体力にトドメを刺されてしまうのか。

今回はかなりしんどいことになりそうな気もするのだけれど、ここが治療の天王山、これを乗り越えればあとは回復していくだけだ。頑張ろう。


美味しい食べ物とか、子供達へのおみやげとか、少しでもハッピーな気持ちで治療を受ける足しにできれば嬉しいです。