大屋千風

2003年生まれ大学生。仮面浪人は[仮面浪人][自宅浪人]、そのほか日々のあれこれを。…

大屋千風

2003年生まれ大学生。仮面浪人は[仮面浪人][自宅浪人]、そのほか日々のあれこれを。記録。instagram読書記録→@chi_boooklog

マガジン

  • 仮面浪人、自宅浪人

    自宅浪人と仮面浪人に関しての記事をまとめています。基本時系列順です。

最近の記事

今はまだ、そういう時じゃない

大学が始まった。 もう3年目。もう人生の夏休みも折り返し地点を通り過ぎてしまった。 今日久々に授業を受けた。 英語読解の授業と、社会学の授業と、哲学に近いような授業。 第一回授業ということもあり、イントロダクション的な内容だったが、どれもこれも面白かった。久々に、良い学びを得たときに脳にじわっと広がるあの心地よい疲労感を感じた。 正直に申し上げて、大学2年だった去年はめちゃくちゃ休んでいた。 時間割をうまく組んで平日5日の内3日しか登校日がなかったにも関わらず、である。

    • どうして理由付けが必要だと

      最近、21歳になった。 この4月からはもう大学3年生である。就活の波が、目前に迫っている。 仕事について、これまでもいろいろ考えてきた。 さかのぼれば小学生の時は図工の授業で「なりたい仕事」をしている自分の姿を、針金と粘土を使って作った記憶がある。その時は図書館司書になりたかったらしい。割箸で骨組みを作った本棚に、不格好に背骨がゆがんだ想像上の大人の私が、本を棚に戻そうとしているひとコマだ。 中学生の頃は社会の先生になりたかった。3年間ずっと担当だった社会の先生が好きだっ

      • 違っている、のその奥に

        先日、バイト先の主婦さんのお宅に招いていただき、ホームパーティーをした。 主催者である主婦さん含め、同じくらいの年齢のパートさん4人と、私と、仲のいい大学生のバイトの子と、合わせて6人で。 午前中に集まってみんなでカルディに行き、自分を「酒飲み」と言って笑う主婦さん中心にワインを数本選び、そのままスーパーに寄って食材を調達。 お宅で食材を切ったり、それぞれ家から持ってきた得意料理を温めたりして、わいわいがやがや準備をした。私たち大学生二人組は、たくさんのお母さんたちに囲まれ

        • 過去を否定することでしか

          ここ1年ほど。 ずっと、ものが手放したいとばかり考えている。 家にいると自分の持ち物が多すぎるように感じられ、部屋の隅に突っ立って手放せるものはないか、無駄なものはないかを考えていたら一日が終わる。 もう正直、手放せるものは手放しつくしてしまった。 必要最低限、とまでは言わないが、もう使っていないものを手放す段階を通り越し、結構使っているけどなくてもいいよね、というものや、ある程度気に入っているものまでも、どうしてか持っていることにストレスを感じてしまい、「手放したい」と

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        • 仮面浪人、自宅浪人
          8本

        記事

          [本]「闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由」を読んで

          よければ。インスタで長くなりすぎて削った分を含めた完全版です。 闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由/ジェーン・スー ------------------- 私は、一体これまで、そしてこれから、どれだけスーさんの言葉に救われるんだろう。 スーさんを知ったきっかけは、スーさんのエッセイをドラマ化した「生きるとか死ぬとか父親とか」だった。大好きな女優さんが出ていたから、それだけの理由で見ていた。 当時は普通に面白いドラマだな〜くらいな感じだった。正直それくらいだった。 そ

          [本]「闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由」を読んで

          [本]「思いを伝えるということ」を読んで

          こんばんは。 今回は大宮エリーさんの、「思いを伝えるということ」という本を読んで考えたこと。 __________________________________________________ 最初に思ったのは、春のチューリップみたいな本だ、ということ。 ぶわぁっと大きくその花びらを広げて咲くのとは少し違って、すぼめるようにして咲くチューリップみたいな、どこか控えめで、でもまるで何かを守っているみたいな強さを感じたりする、そんなイメージ。…私だけだろうか。 本の中にも

          [本]「思いを伝えるということ」を読んで

          [本]「本心」を読んで

          Instagramで読書記録を書いているのだが、やはりInstagramは写真や動画といった視覚的部分がメインのSNSなんだな、とnoteとの単純な性格の違いを感じている。 さて今回は、平野啓一郎さんの「本心」。 ---------------------- 多分私には少し難しかったように思う。 この本にある深みに、ほんの少ししか沈めてないように感じる。 時が経ってからもう一回読みたいと思った一冊。 実像と虚像、本物と偽物、現実と仮想、生と死。それらに決して埋まらない

          [本]「本心」を読んで

          [本]「父ではありませんが 第三者として考える」を読んで

          2024年最初のnote。武田砂鉄さんの「父ではありませんが 第三者として考える」を読んで。 今回はinstagramの読書記録のままです。長いです。 ----------------------------------------------------------- 生まれて初めて、「書き込みたい」と思った本だった。 主に子供を持つ持たない、父/母になるならない、女性のキャリアと結婚と出産などを通して、今ある「普通」や社会に「本当にそうか?」という疑問と様々な視点を

          [本]「父ではありませんが 第三者として考える」を読んで

          [本]「正欲」を読んで

          ネタバレになるかもしれないので、大丈夫な方のみ読んでいただければと思います。 ----------------------------------------------------------- 語彙力と思考力がないばかりに扱いきれない、自分の頭の中で動き回っている苦しさに似たもの、感情、それら全てに言葉が付与されていくような感覚。 それと同時に、読めば読むほど、流れてきた思考が抱えきれず頭から溢れていく。 東畑開人さんによる解説に、「この物語は手に余る」とあった。「

          [本]「正欲」を読んで

          私と家族

          最初にタイトルから外れた話をする。 ので、一旦タイトルは忘れて、読んでほしいと思う。 想像してほしい。 一か月後、ある予定があるとする。 あなたはその日に向けて、準備をする。 まずダイエットを始める。食生活にいつもより気を配り、肌や体がベストな状態になるように管理する。揚げ物やお菓子が食べたくても、その日のために我慢する。 美容院に行く日程を決める。その日に一番いい感じになるように、予定日の一週間前くらいにして予約する。 予定の日が近づいて、服や持っていくものを決める。

          [自宅浪人]自宅浪人が残した”死にたがりの友達”と”他者への想像力”前編

          少し日が空きましたが、浪人のお話を。 ここからは仮面浪人から自宅浪人のフェーズに入ります。 自宅浪人に関しては、後にも書きますが毎日同じことの繰り返しです。そのため書くことがそんなにない(記憶もない)ので、この前編と後に続く後編が、私の自宅浪人のほぼすべてになると思います。 自宅浪人で得た「友達」と「想像力」について。私が浪人してよかったと今思えるのは、お金では絶対に手に入れられないこのふたつを得ることができたからでもあります。(この「友達」はない方がいいのだろうけど、この友

          [自宅浪人]自宅浪人が残した”死にたがりの友達”と”他者への想像力”前編

          他人軸で生きる、をやめてみる

          最近、ちょっと考えたことがある。 このごろ、好きな人とLINEをすることが多い。 予定を決めるためのものもあれば、どうでもいいことを話したりとか。 LINEは人によってスタンスが違う。 絵文字を使って感情表現豊かに送ってくれる人もいれば、絵文字などを何もつけず、文面だけ見ると淡泊に感じられるようなものを送ってくれる人。 私は前者とのLINEが安心する。絵文字があると相手の感情が分かるし、文章も大体長めで丁寧で、主語述語があって分かりやすい. 相手はそうじゃないのに「怒っ

          他人軸で生きる、をやめてみる

          人生のBGMコブクロ

          こんにちは。 いつもあまり明るい話を書かないので、たまには、とっても楽しくて明るい話を。 先日、誰も知り合いがいないはずだと思って通っていた大学に、まさかの高校の同級生がいたことが発覚し、お互い超びっくりして、地元の話や浪人の話、東京に逃げてきた話なんかで盛り上がって仲良くなり、飲みに行きました。 そして好きな音楽の話に。彼も私たち世代じゃない音楽が好きで、そこでも意気投合し、盛り上がりました。 私が話したのは、コブクロです。 表題の通り。私の人生のBGMはコブクロで

          人生のBGMコブクロ

          [仮面浪人]父に話した日

          こんにちは。 今日は仮面浪人に関しての記事を書きたいと思います。 仮面浪人する、と決めるまでの過程を「[仮面浪人]きっかけはプライドだった」「背中を押した一言」」で途中までお話ししたと思います。あのふたつの出来事からの日々は、大学や教習所に通う日常を過ごしつつ、仮面浪人についてネットで調べ、悩み、、、という生活を送りました。 そして悩みに悩んだ末、仮面浪人をしよう、と決意します。 このまま下を向いて歩き続ける大学生活を4年も続けるのは無理だと思ったこと。 そして、今やら

          [仮面浪人]父に話した日

          [仮面浪人]届かないけど

          前回から少し空きましたが、仮面浪人の話に戻りたいと思います。 第一志望に全落ちして、立命館大学に入学した春学期のこと。 講義室で行われるような大人数の授業はリモートで、そのほかの授業も半分くらいがリモート授業の中、大学のレポートや発表の基礎を学ぶための少人数で構成された授業がありました。 数少ない対面で行われるクラスで、最初に自己紹介をして、アイスブレイクがあって、、と言った、高校のクラスの感覚に近いものだったので、リモート授業ではなかなか難しかった友達作りがしやすい環

          [仮面浪人]届かないけど

          子供をもつということ

          子供をもつ、ということについて。 今20歳を生きる私は、現時点で子どもを持ちたくない。現時点では。 このことについて書いておきたいと思う。 というか、これまで子供を欲しいと思ったことがない。 テレビで赤ちゃんの映像が流れる。タレントがかわいい、と呟く。 それを見ている私は、全く共感できなくて苦しい。 どうしても、可愛いとか愛おしいとか、そういう感情が出てこない。 子どもだからと言って、そういう特別な感情を抱けない。 かわいい、と思うことはあっても、それはキャラクターと

          子供をもつということ