『死を想う』意味は
大好きなロックバンドの歌の中に、
花-Memento mori- という曲がある。
メメント、、モリ?
10歳でこれを知ってから、当時使い始めて間もないYahoo!に文字を打ち込む。
ええと....Me..ment...o...mo...r..i...っと。
一瞬で画面が読み込まれ、書き出されたのは
【死を想え】
だった。
それが予想外すぎたのか、命令口調だったからか、
ずっとずっとその言葉に囚われたように、
意味を探して生きて来た。
アジア中を転々としながら、14億の雑多の中でも、赤道直下の雨季でも、古の町の道の上でも、
その言葉の意味を探す命題は、いつでも顔を出していた。
それが少し、今日わかった気がした。
例え、
私がどんなに「もう生きてなくていいかな」と考えても、
それは、誰にも関係のないことだ。
私がどんなに、「これ以上生きていたくない」と思っても、
それは、あの人には関係のないことだ。
私がどんなに、「もう死んでしまいたい」と思っても、
それは、あなたには関係ないことだ。
ただ、あなたが「もう生きていたくない」と、「これ以上生きていたくない」と、「もう死んでしまいたい」といつか思う時があるなら、
誰よりも痛く、近い形で、わかることができる。
誰よりも体温を持って、手を握ることができる。
暗いだの、病んでるの言われて誰かに笑われていようとも、
誰にでも起き得る感情だから。
それを持ったままでも、
当て所ない坂道だらけでも、一緒に上がろうと言える。
死を想う意味は、それだと思う。
そして、それで十分だと思った。
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