先日、アメリカのとあるお二人のマーケターさん
の対談を聴いていました。
(YouTubeやネットとかには
流れていないものなので
リンクはないです(^^;ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ)

その中でビジネスの本質について
語られていたのですが、
これがまた深く考えさせられるお話でしたので
シェアしますね。

あなたは
ディズニーのビジネスと聞いて
何を思い浮かべますか？

対談されていた
片方のマーケターさんは、
ディズニーの内部資料として使われていた書類を
持っているそうです。

で、その書類は真ん中を中心に
左右に分かれているそうですが、

片方の側には
ビジネスに関わっている人たちが考えている
ディズニー社のビジネスが書いてあって、

もう片方には
実際にディズニー社がやっているビジネスと
書いてあります。

先ほどの
ビジネスに関わっている人たちが
考えているディズニー社のビジネスにはまず
「映画ビジネス」と書いています。

しかし
実際にディズニーがやっているビジネスは
「映画」と出てくるのは最後の方で、

それよりも前に挙げられているのが
「親御さんがお子様に育んでほしい
道徳や価値観を届ける」
そのような内容が20個以上
並べられているそうです。

で、一番最後に
「そういうことを映画を通じてやっていきます」
ということが挙げられている。

ここでわかるのは

多くの人は
ビジネスにおける成果物(商品やサービス)を
実際のビジネスそのものと
混同してしまっているということです。

ですが、実際には
扱っている商品やサービスと
実際はどのようなビジネスなのかは
まったくの別物なんですね。

さらにこんなお話が。

あなたがオーナーでソフトクリームを
売っているとします。
なぜ売っているのか？

それはソフトクリームを買うと
それを食べている間は
人生のストレスから解放される喜びを
知っているから。

幸せな気持ちになりますよね。

美味しさ、そこから生まれる幸せを届けたいと
思いますよね。

楽しくて幸せ。
あなたはそれを可能にしてくれる。

でもそれはソフトクリームを単に
「ハイ、どぞ〜」と
売ることによってだけではなく、
そこで笑顔を見せてあげることも
含まれているんです。

販売の際の笑顔が
その本質を満たすこともある。

その本質とは
買う人の楽しい気持ちだったり、
ストレスを解消される喜び、
幸せですね。

そういうことに気づいていない人が
とても多いそうです。

そういうものは余計だ、とか
無駄なことだ、
と思ってしまっている。

ソフトクリームを
売りさえすればいいと。

この笑顔のことも
ディズニーのお話もそうだけど
本質って目に見えない。
とっても分かりづらいものです。

ビジネスをするのに

読み手や見込み客、顧客のことを
きちんと理解しておかないと
いけないですし、

商品やサービスだったり
提供側としてどうあるべきかも含めて
理解しておく必要がある。

誰もがやれ機能だ、ベネフィットだ、
これが差別化要因だ、

価格はこう、オファーはこう、
とにかくコピーを完成させなきゃ
とにかく期限までに商品作らなきゃ、

売ってハイ、終わり！次の商品だ！
そして薄っぺらい商品が量産される。

という状態に
なってしまっているんじゃないでしょうか。

インターネットの普及によって
こういった状況は改善するどころではありません。

スピードに対するプレッシャーが大きすぎて
こうした細かな「本質」を考える部分が
踏みにじられてしまっている。

とお二人のマーケターさんが
おっしゃっていました。

時間をしっかりかける必要がある場合もある。
こんな時代だからこそ。

ビジネスの目的は
「提供側の都合ではなく顧客への貢献」
これをしっかり、忘れずに
これからもやっていきたいと思いました。

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