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羅生門方式で職場のことを考えてみる

先日観た「怪物」が羅生門方式で、各登場人物の
視点で描かれていたから、うちの職場に当てはめてみる試み。

まず、私。
昨年、配属されてから、ただの一度も研修も無く、仕事の流れを教えられたこともなく、聞けば断片的な返事だけ。

新人に仕事を教えないということは、新人が担当になっている相談者さんにも失礼なこと。
私の経歴や資格が気に障るのか、私の服装とか気に入らないのか、何かと嫌な言い方をしてくる。

私の仕事の仕方に問題があるなら、はっきり言えばいいのにそういう訳でもない。
そのうち、もう1人がくっついて、2人でハラスメント行為をしてくる。

モノを言うならまだいい方で、挨拶しても、電話の取継ぎをしても無視。

それが、もう半年以上続いて、精神的に疲れ切った。上司に言っても話を聞く訳でもない。

とうとう、うつで休職。復帰してからも、上司は私に体調や仕事のやりにくさを確認する訳でもないまま、勝手席を固定にしたり、大学ガイダンスの出張ローテーション型にしたり、やり出してるけど、ただの一回も、まともに話を聞いたことないじゃない。
ハラスメント相談で、行為者に個別面談してもらい、ようやく挨拶はしてくるようになった。
そんなの社会人の基本中のき、だろう。
それでよく、社会福祉士だの精神保健福祉士とか言ってるよ。

自分の職場で実践出来ないってことは、いくら資格をとっても、中身が無いってことだね。


続きまして、ハラスメント行為者

なんか、気に食わないんだよね。
研修が無いとか、以前の職場ではあったとか、自分はどういう仕事の経験があるとか、どうでもいいんだわ。
ここで1年目なら、まずここでは新人。
新人ったって、中途採用なんだから、そんなに社会人経験があるのなら、自分で考えてやればいいでしょ。
あー、むかつく。イライラする。
ハラスメント相談とかいったみたいだけど、こんなんでハラスメントの対象になる訳ないでしょ。
大袈裟なんだから。
こっちは、ハラスメント相談員の呼び出し面接があって、ほんとっ、めんどくさいっ!
私がなんかしたみたいじゃないの。
一応「言葉が冷たかったかも」と言っておいたけど。

急にうつで休んでさ、こっちだって迷惑だわ。
1ヶ月半も休んで、よく平気で出て来れるわね。

また、ハラスメント相談の呼び出しはイヤだから、連絡事項くらいは伝えておくか。


そして 上司

なんとなく、障害チームはまとまってない感じはしたけど、あそこは、アクの強い感じの人が多いからな。
話しを聞いて欲しいったって、いわゆる、どこの職場でもある人間関係のドロドロだろう。
これだから、女が多い職場ってめんどくさい。
こっちは、仕事がいっぱいあるんだから、いちいち聞いてらんないよ、うまくやってくれよ。

ハラスメント相談って、そこまでしたのか。
あ〜、もう、総務部からも言われるし。
とりあえず、復帰してきたら、フリーアドレスから外して、1ヶ月は席は一番端に固定にしておいたら、人の交わりが少なくなるから落ち着いて仕事できるんじゃないか、うん、そうしとこ。

大学ガイダンスの出張は、「知らないうちに誰かが行くことが決まっているから」と言ってたから、これは大学から依頼があったら、その振り分けを担当性にしておけば、担当内で周知出来るから、そういうシステムにして、当番作っとこ。
これをいっせいメールにしておけば、みんな読むから、これでいいな。
よしよし、少しずつ解決出来てるぞ。


こんな風に勝手に妄想、羅生門方式やってみると面白い。
やりながら気づいたのは、結局、人と人としての「コミュニケーションがない」ってこと。


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