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管理者の心得(5)

管理者ならば、知っていて当たり前の心得 、

知識は金で買える、金で買えない知恵を持て 。

知識はお金で買えます。 法律で困ったら、弁護士を雇えばよいのです。 大学教授にお願いしても良いでしょう。 コンサルタントにお願いするのも良いでしょう。 しかし、目の前の仕事をよくする知恵は、お金では買えません。 現状を確認して、何をどうするのか。 必要な資源は何なのか。 コンサルタントにお願いしても、それぞれの企業のあり方によって方法論はたくさんあります。 その中で自分の目の前の仕事に一番良い方法論を選択するのが知恵です。 

多くの管理者がお金で買える知識に頼りがちですが、そんなものはそれほど重要ではありません。 管理者がすべてできる必要は無いのです。 選択肢が多い方が良いことは良いですが、それにこだわる必要はありません。 

間違いなく企業が必要としているのは、金で買える知識ではありません。 お金で買えない知恵を持つ管理者を企業は必要とします。 

もし、知識で企業が運営できるなら、コンサルや先生で企業を固めれば、企業は発展するはずです。 しかし、そのような人々がいない時代から企業は続き、発展しています。 それはなぜか、それぞれの企業に知恵を持った管理者がいたからです。 

多くの選択肢の中から、最適と思われる選択を行い、問題アリと判断したら、直ちに方向転換する知恵を持つ管理者がいたからです。 

管理者は金で買えない知恵を持て。

知恵は、経験と知識との積み重ねとひらめきと判断の組み合わせで成り立ちます。 ひとつひとつは難しくはありませんが、リンクさせて総合的な判断が出来る、また、それを見直せるのは難しいです。

だからこそ、知恵を持つ管理者は強いのです。 

あなたは、知識を持った管理者ですか、それとも知恵を持った管理者ですか? 

目指すところは知恵だと思います。 

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